今から81年前の長崎県長崎市で、山端庸介は8月9日の翌日に何時間も歩き回り、被爆した街を撮り続け、従軍カメラマンとしてその惨状を記録する使命に帯びていた。焼けあとで多くの命が失われた現実を記録する中で同じレンズが捉えたのは、おんぶ紐を固くシメて立つ姿、賢明に生きる赤ん坊、母とともにおにぎりを手にする子どもの姿。1956年にザ・ファミリー・オブ・マンは日本も巡回した。建築家の丹下健三が展示会を手掛け、日本だけで、100万人以上の人を集めた。
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