尾上右近が大好きな絵が日本橋駅の地下にある。日本橋南詰盛況乃圖は縦2m以上、横6mのステンドグラス作品。日本橋とその周辺が描かれているが、よく見ると江戸と現在が1枚の絵に。更に線だけの建物は、老舗食品卸会社のビルのシルエット。線の中に描かれているのは、かつてここにあった建物。過去と現在が同居している。山口晃の絵のコンセプトは過去の景色ごと一目にしたいと描いたものだった。山口さんが描いた原画は、2018年から2年以上かけて制作された。紙にペンと水彩で細密に描かれ、過去が一層にも重なって今がある。ミルフィーユのように、日本橋の特徴を捉えた。ビルの谷間に漂う雲。その中を江戸のサムライたちが闊歩している。見上げるとそびえ建つ丸善ビル。地下のパプリックアートから日本橋高島屋へは徒歩0分。
