経団連は、選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める提言を自民党の議員らに提出した。提言では、夫婦別姓が認められないと女性が海外でビジネスを行う際に支障が出る点などが指摘されている。経団連の魚谷委員長は、「早期に国会での議論をしていく環境を作っていただきたい」と求めた。一方、自民党では選択的夫婦別姓について議論する作業チームが再開することが分かった。作業チームは3年前に作られるも休眠状態になっていた。夫婦別姓推進派の自民党議員の1人は議論が再開すること自体が大きな一歩と評価しているが保守派を中心に党内の反発は根強い。