- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
オープニング映像。
膳場貴子がオープニングの挨拶をした。
トランプ大統領が打ち出した相互関税。発動からわずか半日で一時停止が発表された。ただ、中国だけはその対象外とされ、米中の貿易戦争は激しさを増している。トランプ関税の経済への影響が懸念され、株価も乱高下。トランプ大統領は株価の下落は望まないが、時には薬が必要だと話した。しかし、政権内でも不協和音が。異議を唱えたのはイーロン・マスク氏。これに関税政策を推し進めるピーター・ナバロ大統領上級顧問が噛み付いた。そんな中、トランプ大統領は関税をかけた相手国を揶揄し、優位な立場をアピールする。ところがこの翌日、トランプ大統領は相互関税の90日間の停止を宣言した。
相互関税を発動した水曜日。大統領執務室でベッセント財務長官、ラトニック商務長官と対応を協議したトランプ大統領。この場でベッセント財務長官が国債価格が暴落する懸念を伝え、トランプ大統領に方針転換を促したという。今回、唯一関税の停止対象から外し、応酬が激化している相手が中国。これまでに中国に対して145%の関税を宣言。中国もアメリカに対し、125%を突きつけた。中国政府はアメリカがさらに関税を引き上げても、これ以上は相手にしないと発表。
ベッセント財務長官はヘッジファンドの創業者で金融のプロ。トランプ政権の中では穏健派とされている。ベッセント財務長官はトランプ大統領にアメリカ国債の価格が低下し、国債を大量に保有する銀行の財務状況が悪化。金融危機に発展しかねないと伝えた。これを受けて、相互関税の90日間の停止が決まった。一方で関税停止の対象外となった中国は強気。対米輸出の割合は14.7%。6年前の19.2%と比べ、割合が大きく下がっている。その分、ASEANや「一帯一路」に参加する国々への輸出を増やしていた。薮中三十二は今起きていることはアメリカの国内での内戦。その内戦に世界が踊らされているなどと話した。浜田敬子は本来やらなければいけないのは取り残された人に対しての福祉政策にお金をかけること。移民という労働者を強制送還している。これで雇用を戻すと言っても働く人が本当にいるのかという問題もあるなどと話した。畠山澄子はとにかく発言がコロコロ変わる。大国が自国中心主義を掲げて、世界を振り回す政治のあり方は無責任などと話した。
一律10%の関税が発動されたままとなったこの日。町工場が集まる東京・大田区を取材。頼まれた部品は何でもつくるという職人の楠延亮さん。零細企業は個人で考えてもしょうがないと話した。アメリカにも輸出されているビデオカメラなどの部品を製造する白石正治さんもトランプ大統領の動向に神経を尖らせる。今年に入り、取引先からの値下げに応じたばかり。10%の関税が発動されたことで、さらなる値下げを迫られることを恐れている。
トランプ政権との交渉戦略について、赤沢亮正経済再生担当大臣は何が最も効果的なのかを考え抜くと話した。日本側には確たる手持ちのカードがない状況。第一期トランプ政権で蜜月とされた安倍政権でも関税交渉では一方的な要求を突きつけられていた。当時、日米には自動車と農産物の互いの関税をゼロに近づけるTPPという協定があったにも関わらず、トランプ大統領は就任早々に離脱。日本車への追加関税をちらつかせ、個別交渉を迫った。安倍総理はトランプ大統領に接待攻勢をかけ、F35戦闘機の爆買いなどもアピール。しかし、アメリカ産の農畜産物については離脱したはずのTPP並みに関税を下げろとの要求を飲まされ、日本車についてはTPP前と変わらない関税が残された。それでも日本政府は自動車関税は将来的に撤廃されると説明。さらに追加関税を課さない約束をしていた。ところが今回、自動車関税の撤廃どころか、25%の追加関税を課された日本。石破総理は赤沢大臣をアメリカに派遣し、木曜日にも会談する見通し。
17日にアメリカ・ワシントンで会談予定の赤沢亮正経済再生担当大臣、ベッセント財務長官、グリア通商代表部代表。ベッセント財務長官がテーマとして挙げたのは「非関税障壁」「通貨問題」「政府補助金」。非関税障壁について、アメリカ側は日本独自の安全基準があるため、アメリカの車の参入を妨げていると主張。通貨問題については日本が為替を円安に誘導しているため、アメリカ製品が割高となり、輸出の妨げになっていると主張。政府補助金について、日本では米農家を守るために補助金が使われていて、不公平だと主張。トランプ大統領は日米安保条約をめぐって、多くのお金を払って日本を守っているなどと不満を表明。関税交渉に絡めて、在日米軍の駐留経費の増額など、さらなる負担を求めてくる可能性も指摘されている。薮中三十二は日本の立ち位置は悪くない。日本は交渉のトップバッター。そこで失敗したらトランプさんのシナリオが上手くいかないなどと話した。松原耕二はトランプ氏は関税という劇薬を使っている。日本は焦らず、じっくり交渉すればいいなどと話した。
大阪・夢洲から中継。東ゲート付近の様子を紹介。列に並んでいる人は傘をさしている。今回、万博には158の国と地域が参加しているが、今週水曜日にメディアに公開された時点で、まだ工事中のパビリオンがあった。きのうの報道では1100万枚の前売り券が予約されたということだが、目標の1400万枚には届いていない。大阪・関西万博の開催期間は4月13日~10月13日まで。
立憲民主党・辻元清美代表代行が求めたのは夫婦がそれぞれ結婚前の姓を使い続けることもできる「選択的夫婦別姓」。海外で契約を結ぶ場合などには旧姓の通称使用では対応できず、結婚で姓が変わることの多い女性が不利益を被っていると訴える。立憲民主党は選択的夫婦別姓の導入に向け、民法改正案の要綱を取りまとめた。経団連や自民党内の推進派も支持している1996年の法制審議会の案をベースにしていて、各党の意見も反映した上で今月中の法案提出を目指す。自民党内の推進派の議員連盟には現在も75人が参加する一方、安倍派などを中心に反対論も根強いため、党内の議論は停滞している。維新は旧姓の通称使用を主張し、国民民主も早期に結論を出すことに慎重な姿勢。浜田敬子は30年前から、この議論は始まっているのに政治の責任で放置されてきた問題。国民民主党は去年の選挙の時に公約で選択的夫婦別姓を導入すると掲げていたのに、ここに来て慎重な議論と言い出し、投票した女性たちは裏切られたと言っているなどと話した。
きのう、広島×巨人の試合は3回ウラ、矢野雅哉のスクイズで広島が先制。先発の床田寛樹は8安打完封。広島は矢野と床田の活躍で3連勝。
引き分けを挟んで4連敗中のDeNA。きのうは3回に梶原昂希のタイムリーで先制。6回にも再び梶原がタイムリー。連敗脱出。
阪神は先発の西勇輝は5回までに3失点。2点ビハインドの9回表、工藤泰成がピンチを切り抜けた。その裏、大山悠輔、前川右京が連続ヒット。一打同点のチャンスで走塁ミス。阪神はそのまま1点差で敗れた。
西武は0-0の8回、2アウト1・3塁のチャンスで源田壮亮が内野安打で先制。先発の隅田知一郎は8回まで無失点。2-0とリードで迎えた9回、平良海馬が1点を返され2アウト満塁の大ピンチ。西武はなんとか逃げ切った。
ソフトバンクは佐藤直樹が先制タイムリーを含む3安打2打点。廣瀬隆太は今シーズン1号。引き分けを挟んだ5連勝で今季初の勝率5割。
首位のオリックスは1回に頓宮裕真が先制タイムリー。新外国人のディアスは来日初打席でタイムリー。先発の九里亜蓮は8回を無失点。オリックスが連勝で首位を守っている。
パ・リーグはオリックスが首位。チーム打率が3割を越えていてパ・リーグ1位で、防御率も2.6で1位。セ・リーグは2~5位までのチームが貯金0という状況。巨人の戸郷翔征は2軍落ち。上原は「僕は期待してます」と言った。現役最年長のヤクルト、石川雅規がプロ野球史上初の24年連続法理を達成した。
東京世界陸上代表選考会、日本陸上競技選手権10000m。参加標準記録を突破し3位以内に入れば代表に内定する。廣中璃梨佳は膝を痛めた影響で1年4か月ぶりとなる10000m。優勝争いは矢田みくにとの一騎打ち。参加標準記録は切れなかったが、2年ぶり4回目の優勝。
陸上日本選手権10000m男子では鈴木芽吹が初優勝。
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- 第109回日本陸上競技選手権大会鈴木芽吹
廣中選手が残り2000mで矢田選手の後ろに下がって観察したところで勝ちを確信したと高橋は話した。