きょう告示されたのは東京15区・島根1区・長崎3区の3選挙区。東京15区は公職選挙法違反事件で自民党を離党した柿沢未途前法務副大臣の辞職にともなうもので、9人が立候補の届け出を済ませている。自民党は公認候補を立てず推薦も見送った。立憲民主党・日本維新の会・参政党の新人と無所属3人、諸派3人で議席を争う。島根1区は細田前衆院議長の死去に伴うもので、午前11時までに自民党の新人と立憲民主党の元衆院議員の2人が立候補を届け出た。3つの補欠選挙で事実上与野党が対決する唯一の選挙区となる。長崎3区は派閥の裏金事件で自民党を離党した谷川弥一前衆議院議員の辞職に伴うもので立憲民主党の前職と日本維新の会の新人による野党一騎打ちの構図で自民党は公認候補の擁立を見送った。これにより自民党は3つの選挙区のうち2つで「不戦敗」となる見通し。3つの補欠選挙は衆議院選挙の前哨戦の位置づけで政治とカネの問題などをめぐり論戦がかわされるものとみられる。結果は岸田総理の今後の政権運営や衆院の解散戦略に影響を与える可能性がある。投票は28日に行われ、即日開票される。
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