今週、棋王戦を防衛。更には王将戦へと続く過密スケジュールの中、つかの間のエネルギーチャージとなったのが鉄道。火曜訪れたのは島根県にあるJR西日本後藤総合車両所出雲支所。そのお目当てが、1972年に運行を開始、岡山駅と出雲市駅の間をおよそ3時間で結ぶ特急やくもとその新型車両が並ぶ鉄道ファンにはたまらないツーショット。実は藤井七冠、鉄道好きが評価され23年の歴史を持つ日本鉄道賞の選考委員の1人。今回年間大賞に選んだ新型やくもの視察に来ていたのだ。中でも食い入るように見つめていたのが車両の下側という渋いところ。実は大賞に選ばれたポイントは揺れの制御装置。そもそもやくもは、カーブの多い中国山地を猛スピードで駆け抜けるためとにかく揺れ、旧式では乗り物酔いする人が続出。愛称である「ゆったりやくも」ではなく「ぐったりはくも」と言われてしまうほどだった。しかし、新型車両では揺れが改善されたことでよりスムーズに。更には、家族やグループで楽しめる半個室空間などが追加され、より快適に。