朝倉智也が解説。アメリカでは株価がここ数年堅調に推移してきたが、消費者信頼感指数は低下している。アメリカ株は企業収益に対してまだまだ割高な水準。株価に大きな影響を与えていくのが金利。FRBは2024年9月の利下げを始めたがトータル7回、1.75%利下げしている。10年の国債金利は上昇している。背景にはインフレ、アメリカの財政悪化の懸念が生じている。通貨はここ最近ドル買いが起こっている。ドル離れが起こると米株を支えてきた土台がゆらぎ始める可能性はある。日銀の政策金利の利上げ正常化は遅れている。今回のイラン紛争によってさらに輸入物価が上がってくると、生活感は決して楽観してはいけない。米ドルだけでなく、ユーロなど主要な通貨に対して円弱という状況。長期金利はまだまだ上る可能性がある。日本株は34年ぶりの最高値を更新してここ1、2年堅調に推移して日経平均もK字の上に来ているが、賃上げはインフレには勝っていない。格差が生まれているアメリカと同じような構図が生まれている。投資家は今まで以上に資産を防衛する意識を高めないといけない。
