池田さんの日経平均予想レンジは36300円~37000円。池田さんは「昨日の日銀の金融政策決定会合をこなして、為替は148円まで戻っているので日本株は堅調とみている」などと述べた。きょうの注目ポイントは『年初からの株高とトランプリスク』。池田さんは「強い日本株の上がり方。日銀が動かずの見方、能登半島地震は海外でも大きく報道されえていて日銀がしばらく動けないのであれば円を売りやすい株を買いやすいという見方につながっている。脱中国の動き。今年は中国の地政学リスクが高まり不動産市場も不安定、中国に投資しにくいお金の一部が日本に入ってきている。アメリカのインフレ沈静化も大事。FRBがインフレの指標として使っているPCEデフレーター、前年同月比で3%にまだ届いていない。ダラス連銀が計算している前月比・年率だとすでに昨年11月の時点で2%を下回ってきている。その分、消費が高まるといういいとこ取りのアメリカ経済になってきている。アメリカ、インフレが下がってきていてガソリン価格も低下してきているがバイデン大統領が活かせていない。支持率とガソリン価格の関係を見ると、ガソリン価格は上に行くほうがガソリン安だがガソリン安の時は支持率が上昇しやすいが、ハマスがイスラエルを攻撃して以降、中東情勢でバイデン大統領に傷がつき支持率が上がらない。トランプ氏ははインフレ促進的な政策を掲げ、法人税率の引き下げや関税引き上げといったことがトランプ前大統領が有利だという見方になるとそれがインフレやガソリン価格を押し上げてバイデン大統領に不利な展開に注意が必要。日本株の上昇要因の3つめがあやしくなる。日本株は今年前半までに日経平均最高値を更新できるとみているが、リスクとしてはアメリカ大統領選とインフレ動向」などと述べた。