卓球全日本選手権でパリ五輪代表の最後の1枠を争っている平野美宇と伊藤美誠。女子シングルの代表枠は2つで1つは選考ポイントでトップの早田ひなである。平野と伊藤の差は34.5Ptでリードする平野は決勝進出で代表が確定する。伊藤は平野の結果次第で条件が変わる厳しい状況である。伊藤は4回戦から登場する。東京五輪女子シングルスで日本人初となる銅メダルを獲得した。2大会連続の五輪へ向け逆転を目指す。第1ゲームを奪うが主導権を奪えず、試合はフルゲームの接戦になる。苦戦を強いられたが5回戦進出を決めた。4回戦から登場した平野は東京五輪では団体で出場したがシングルスでは代表を逃した。序盤から優位に進め、2ゲームを先取。第3ゲーム以降、相手の追い上げに苦しんだがフルゲームで接戦をものにした。迎えた6回戦では相手は去年負けている大藤沙月。平野は攻め、ストレート勝ちし準々決勝に進んだ。伊藤は6回戦に進み、第1ゲームを奪うが相手の猛攻にあいこの日3度目のフルゲームへ進み先にマッチポイントを握ったのが相手の木村で伊藤を粘りを見せるが敗退。代表の座を射止めなかった。平野の代表内定が確実となった。