発表によると、明治安田生命はアメリカにある子会社を通じて企業の従業員向けなどの団体保険を主力とする現地の中堅生命保険会社のアメリカン・ヘリテージ・ライフと関連会社の合わせて2社の全株式を取得することで合意した。取得額はおよそ20億ドル、日本円にしておよそ3000億円で、来年の4月から6月をメドに買収手続きを完了させるとしている。明治安田生命は、2016年に米国市場に本格参入して以降、収益を拡大していて、今回の買収によって年間の基礎利益はおよそ200億円増えると見込んでいる。生命保険業界では、国内最大手の日本生命がことし5月に米国の保険会社に出資し米国市場に本格的に参入することを明らかにしていて、人口減少による国内市場の縮小が避けられない中、海外事業を強化するための大型の買収が相次いでいる。