夜間中学を舞台にした感動作「星の教室」を紹介。主人公のさやかはレンタルビデオ店でアルバイトをしている19歳。中学生の頃、いじめを受けたことで不登校となり卒業証書を受け取っていなかった。義務教育を終えず、中学中退という事実はさやかを生きづらくさせていた。ある日、夜間中学の前を通りかかり年齢がバラバラな男女が楽しそうに体を動かしていた。その様子に自分でも通えるかもと思うがいじめられた経験が頭をよぎり、一度は諦めた。しかしそれでも諦めきれず学校の前まで行く日々が続いた。そんなある日、学校の外で足を痛めた夜間中学の生徒と出会い、学校の中に入ることになった。それがきっかけに20歳の春、夜間中学の入学を決めた。さやかは同級生から人の強さを学び前を向いて生きていく。