7月、市川團十郎が挑んだ「星合世十三團 成田千本桜」。再興を目指す平家と追われる義経を取り巻く人々の運命と修羅を描いた舞台。市川團十郎は1人で13役を演じる。見どころは早替り。舞台裏では待ち構えていたスタッフが流れるような連携で衣装やカツラを変えていく。同じ演目に出演した5年前には過酷さからか体調を崩し、休演を余儀なくされたこともあった。400年を超える歌舞伎の歴史は日本が誇るエンターテインメントの歴史。その伝統を受け継ぎ、進化させることこそ市川宗家の使命。フィナーレはダイナミックな宙乗り。
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