春の交通安全運動にあわせ、きょうJRの社員などが松山市内の踏切で歩行者やドライバーに踏切を渡る際の安全確認を呼びかけた。この取り組みはJR松山駅の近くにある南江戸町踏切で行われた。JR四国の社員や警察官など20人余りが参加し、「踏切の手前では一旦止まって目と耳で安全確認」などと書かれたチラシを歩行者や自転車に乗っている人、ドライバーに配り事故防止を呼びかけた。また、鉄道を利用する人にも事故防止の意識を高めてもらおうと、松山駅の待合室には踏切事故で大破した車などの写真が展示されている。JR四国によると四国4県で昨年度1年間に発生した踏切事故は前年より3件多い10件で、そのうち亡くなった人は前年より3人増加して7人にのぼっている。踏切事故をめぐっては今月6日、群馬県で遮断器と警報機がない踏切で小学4年生の女の子が列車にはねられて亡くなる事故もあり、改めて対策の徹底が求められている。