愛媛県西予市野村町では乙亥大相撲が盛ん。春日館では野村町で唯一私設で運営している。春日館は元大関玉春日など多くの選手が稽古に励んできた相撲道場。歴史ある道場でこの春日館もまた西日本豪雨で大きな被害をうけた。土台部分は大きくえぐられ、壁も流された。倒壊の恐れがあるために道場は取り壊すことになった。渡邊館長は春日館で稽古に励み国体に8回出場。40年以上この道場と人生をともにしてきた。自宅も被災し、家族とともに野村を離れ隣町で仮住まいの生活をしているという。この日、渡邊さんは被災後に初めて稽古に向かった。建物は被災し、春日館を失った子どもたちは野村高校で練習をしていた。皆と会うのは2ヶ月半ぶりだという。渡邊さんは子どもたちの姿をみて改めて相撲に対する情熱が湧き上がってきたという。
住所: 愛媛県松山市来住町1174-2