2024年10月14日放送 2:53 - 3:53 フジテレビ

FNSドキュメンタリー大賞
どすこい!〜魂を受け継ぐ者たち〜

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(オープニング)
今回は…

毎年11月に行われる愛媛の野村町で行われる乙亥大相撲。人気の関取が招待され会場を盛り上げたがこれまで招待された力士いは昭和の大横綱の大鵬や大関時代の稀勢の里や横綱の白鵬幕下以下の力士とはプロ・アマ対決が行われる。その歴史は1852年から続く伝統行事で戦時下でも途絶えたことのない行事で特別なイベントだという。今回は相撲にかける人々を特集する。

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乙亥会館乙亥大相撲大鵬玉鷲白鵬稀勢の里野村町(愛媛)
オープニング

オープニング映像。

(FNSドキュメンタリー大賞)
どすこい!〜魂を受け継ぐ者たち〜

愛媛県の南西部の高知県の県境に位置し四国山脈の緑豊かな山々に囲まれた野村町は酪農や畜産が盛ん。秋は相撲の季節で野村町では相撲が盛んに行われる。町では乙亥大相撲に向け練習する土俵が町のあちこちにあり、ミスター乙亥こと山田さんは度重なる怪我を乗り越え45歳になった今も現役で相撲をとっている。出てきたのは引退の二文字。25年間戦い続けたが、今回が最後の乙亥になるという。その乙亥大相撲の目玉の一つが5人一組で勝ち星を競う団体戦。山田さんは、チームに勢いをつけるトップバッターとして土俵に上がっている。山田さんは一勝をあげるものの、まさかの予選敗退で現役を引退した。

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乙亥大相撲第165回乙亥大相撲野村町(愛媛)

2022年となった今も山田さんは土俵に姿があったが引退できずに相撲を取り続けていた。個人戦に出場した山田さんは因縁の相手と対決。その結果豪快な投げ技で勝利した。4試合に出場し2勝2敗と言う結果に。

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乙亥大相撲第171回乙亥大相撲野村町(愛媛)

2018年の8月に西日本豪雨が発生し5人が亡くなり919件の建物被害に。また土俵も使えなくなった。しかし、町の人達が土俵づくりをし開催することができた。乙亥会館も浸水し土俵も使えなくなってしまったが、町民の多くが避難生活を強いられる中で自分たちで新たに土俵をつくり乙亥大相撲を開催することにした。乙亥会館ができるまでは乙亥大相撲のために皆で土俵を作った経験がいかされて3日かけて完成した。各地区でも乙亥大相撲にむけての練習がスタートしていた。井関信也さんは職場仲間に誘われて相撲をするようになったという。小柄ながらスピードで相手を翻弄するのが持ち味。井関さんの家も西日本豪雨で浸水し被災。家を失った。家族とともに仮設住宅での暮らしを余儀なくされている。乙亥大相撲が行われ、井関さんが土俵へ。その結果土俵際の攻防をし勝利した。そして決勝戦にまでのぼりつめ、結果は相手が勝利した。チームは準優勝となった。

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乙亥会館乙亥大相撲平成30年7月豪雨第167回乙亥大相撲

愛媛県西予市野村町では乙亥大相撲が盛ん。春日館では野村町で唯一私設で運営している。春日館は元大関玉春日など多くの選手が稽古に励んできた相撲道場。歴史ある道場でこの春日館もまた西日本豪雨で大きな被害をうけた。土台部分は大きくえぐられ、壁も流された。倒壊の恐れがあるために道場は取り壊すことになった。渡邊館長は春日館で稽古に励み国体に8回出場。40年以上この道場と人生をともにしてきた。自宅も被災し、家族とともに野村を離れ隣町で仮住まいの生活をしているという。この日、渡邊さんは被災後に初めて稽古に向かった。建物は被災し、春日館を失った子どもたちは野村高校で練習をしていた。皆と会うのは2ヶ月半ぶりだという。渡邊さんは子どもたちの姿をみて改めて相撲に対する情熱が湧き上がってきたという。

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乙亥大相撲平成30年7月豪雨愛媛県立野村高等学校春日館相撲道場玉春日野村町(愛媛)

大野巌さんは乙亥大相撲を取り仕切る責任者だという。大野さんが相撲を始めたのは働き始めた19歳で国体や社会人の相撲大会に出場し引退後は指導者として後進の育成に力を入れてきた。2020年の5月には被災した乙亥会館が修復を終えて1年10ヶ月ぶりに利用が再開した。喜ぶ一方で、新型コロナウイルスが全国で猛威をふるいイベントが次々になくなるなかで大野さんは乙亥大相撲の開催にこだわり何度も競技を重ねた。規模を大幅に縮小し一日とする一方で人数を制限して観客を入れて開催した。しかし県内の感染拡大をうけ急遽無観客での開催に。団体戦なども取りやめて最小限にとどめた。西日本豪雨で被害を受けた相撲道場の春日館は5年の歳月を経て新たなスタートをきった。

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SARSコロナウイルス2乙亥会館乙亥大相撲平成30年7月豪雨春日館相撲道場第169回乙亥大相撲野村町(愛媛)

2023年2月には道場の隣りにあった自宅後跡地に春日館相撲道場の土俵を再建するという。渡邊さんの息子の勝也さんは自宅の隣は春日館で物心付いたときから相撲は身近な存在だったという。父に見守られながら相撲漬け日々を過ごした。大学卒業後には地元に戻った勝也さんは父とともに積極的に子どもたちの指導にも取り組んでいる。相撲が大好きな子どもたちに練習をさせてあげたいとその強い思いが勝也さんに春日館の再建を決意させた。そして23年の5月に春日館が完成。土俵開きが行われた。2023年8月に新しい道場が完成し、重い肺炎を患い一時意識不明だった渡邊幸雄さん道場に帰ってきた。

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乙亥会館乙亥大相撲愛媛県立野村高等学校春日館相撲道場野村町(愛媛)

真新しい春日館相撲道場で相撲を取るのは道場主の勝也さんの所属する農友地区。乙亥大相撲では史上初の5連覇を達成した強豪チーム。井関陣作さんは自ら率先して練習に取り組むことでチームの底上げをはかっている。選手層の厚さがもとめられる5人制で優勝するためにキーマンとして期待されているのは兵頭純さん。小さい頃から相撲に親しみ学生時代は一旦離れたが就職を機に相撲を再び始めた。24時間勤務の不規則な仕事で、それでも乙亥大相撲が近づくと休憩時間を利用して体つくりに励む。

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乙亥会館乙亥大相撲春日館相撲道場野村町(愛媛)

2023年に乙亥大相撲が行われた。通常開催で行われ関取が参加するのは3年ぶりで、野村の人たちを喜ばせらのは地元野々村高校出身の風佑城と風賢央が地元に凱旋し会場をわかせた。強豪チームながら優勝が遠ざかっている農友チーム。団体戦がスタート。兵頭さんはに試合続けて黒星。チームは決勝トーナメントに進むが兵頭さんの表情は暗いまま。個人戦でも敗れてしまった。そして団体戦の決勝トーナメントがスタートし試合は農友が優勢となったが、勝敗の行方は最終戦に。大将は勝也さん。その結果農友が勝利した。

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朝乃山第172回乙亥大相撲野村町(愛媛)風佑城

野村高校出身の風賢央が十両昇格をかけた戦いを町民らが見守った。その結果29年ぶりに愛媛県で関取が誕生した。

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愛媛県立野村高等学校野村町(愛媛)

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