2024年10月9日放送 3:20 - 4:20 フジテレビ

FNSドキュメンタリー大賞
ようこそ!ちいさな留学生たち〜世界遺産 石見銀山…

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(オープニング)
今回は…

島根県大田市は世界遺産・石見銀山お膝元の街。1943年の銀山閉山で過疎化が進み人口400人ほどの小さな町となった。少子高齢化に直面していたが思わぬ変化が生じている。山里に子供の数が増えてきた。兆しが見えた2019年、小学校の子どもたちを預かっているのは地域の主婦たちのボランティア団体による放課後子ども教室。活動を立ち上げた松場さん。1984年大森町生まれ、子どもを5人育てる母。震災やリモートワークの普及で子育て世代の移住が増えた大森町。変化を受け認可保育園も立ち上げた。そして2023年、踏み出したのが保育園留学。

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大田市(島根)
オープニング

オープニング映像。

ようこそ!ちいさな留学生たち~世界遺産 石見銀山の保育園で~
ようこそ!ちいさな留学生たち~世界遺産 石見銀山の保育園で~

松場さんらが保育園留学を受け入れているのは大森さくら保育園。元々、銀山の役人が済んでいた屋敷があった場所で建物は空き家だった。2023年春から導入した保育園留学。1~2週間、地方の保育園が一時預かりを行い、宿泊施設もセットされ家族で短期移住体験できる。従来の保育園が抱える課題を超える大きな可能性を秘めている。両親にも仕事と子育て両方をしながら開放感のある生活を経験し生き方の選択肢が広がるメリットが。受け入れる地域には関係人口の創出や経済活性化のメリットがある。この日、大森さくら保育園に東京から留学生がやってきた。野村夏帆ちゃんは自分の気持ちをストレートに表現しないタイプ。話しかける女の子・うめちゃんが。保育園留学のメリットは受け入れる側も子どもも早くから多様性に触れられること。うめちゃんのお陰で急速に打ち解けられた夏帆ちゃん。留学初日は無事、終了。

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大森さくら保育園大田市(島根)

登園時刻、小走りで保育園に来た夏帆ちゃん。預けたら宿に帰宅。夏帆ちゃんの母は商社勤務だが今は育休中でリモートワークはなし、弟とゆっくり過ごせる。保育園留学の期間中に生活する宿泊施設とセットとなっている。費用は約15~40万円、全国で400組以上の家族が体験している。今回の保育園留学は母の育休を利用したもの。明けると規定で長期間、東京を離れられず保育園留学も難しい。慣れない場所での子育てだが支えてくれる人がいる。地方の保育園で過ごす最大の魅力は自然の中での時間。都会とは一味違う刺激がある保育園留学。どんなことでも心の成長の糧となる。夏帆ちゃんたちが島根に来てから数日、父が休みが取れてやってきた。保育園留学はメリットがたくさんあるも、費用の総額が安くないことや仕事との兼ね合いと課題も少なくない。母と赤ちゃんがお出迎え、元気そうな姿に父も安心。

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出雲空港大森さくら保育園

世界遺産・石見銀山のお膝元で古い町並みが守られてきた。歴史の街での新たな取り組み「保育園留学」。小さな留学生が次々と訪れている。東京から来た夏帆ちゃん。父が居られるのは仕事の都合上、5日間だけ。すぐに帰る朝がやってきた。夏帆ちゃんは方言が自然に口をつくほど、この土地に慣れ始めている。ハードルはあるが、この地で過ごす家族での時間はかけがえのないもの。そしてあっという間の2週間、夏帆ちゃんの保育園留学最終日を迎えた。機関に定めのある保育園留学は環境に慣れ親しんだ頃にお別れがくる。辛い別れを経験することで一つ心が成長するのも保育園留学の成果の一つ。

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大森さくら保育園大森町(島根)

大森さくら保育園にお客さんがやってきた。保育園留学を考案・提供しているキッチハイクの取締役が視察にきた。2021年11月に北海道でスタートした保育園留学は現在、全国39か所に広がっている。地元の子供達が保育園留学にくるお友達を自然体で受け入れる姿はこの地に長く根付く地域全体での子育ての風土を感じさせてくれる。地域の人間・風土など全てに支えられ豊かな環境で行われている保育の全容を説明した。東京からやってきた新たな留学生・小田弦くん。5か月前にも一度、留学を経験している。子どもたちが遊びながら地域の伝統に触れる素晴らしさ、これまでだったら東京の3歳児と島根の伝統芸能が出会う機会はほとんどなかったはず。映像を団体に伝えた。後継者難に悩む地域の伝統芸能の救世主になる可能性を秘める。さらに地方での保育を体験した親にも変化が生まれていた。弦くんの留学最終日、アルバムと手作りの剣のプレゼント。さらに松場さんからもイラストを。

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大森さくら保育園大田市(島根)

地方の一時保育と宿泊をセットにした保育園留学。埼玉からきた塩飽大晟くんと渚ちゃん。3人で過ごす宿に到着。ワクワクが止まらない。登園初日、最初は緊張があったがすぐに園庭を駆け回る。その頃、お母さんはリモートでお仕事。実は塩飽さんは東京にある本社で社員の働きがい向上の為に取り組む部署に勤めている。今回の保育園留学の経験を自分の会社の働き方の構築の参考にするつもりでいる。松場さんたちの活動は次の人々へ広がりを見せ始めている。気がつけばこの街がホームタウンに、寄り道も常連さんのよう。大森さくら保育園で保育園留学を受け入れるようになってちょうど1年が経った。保育園留学の成果はまだ未知数だが、確かに感じ始めている手応えもある。保育園留学を体験した子どもたちのただいまの声、それが松場さんたちの力になる。保育園留学は本当に未来を変えるのか。世界遺産の街はまた新たな宝を生もうとしている。

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大森さくら保育園大田市(島根)
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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