松井秀喜新監督は会見で長嶋さんの思いを引き継いでいきたいと語った。高校時代に通算60本のホームランを放ち超高校級スラッガーとして注目を集めた松井は、1992年のドラフト会議では4球団から1位指名を受けた。巨人に入団すると長嶋茂雄からマンツーマン指導を受け、プロ3年目には4番として出場した。2000年からは不動の4番となり、数々の個人タイトルを獲得した。2002年にメジャー挑戦を表明し、ヤンキースに移籍した。松井は2009年のワールドシリーズでチームを9年ぶりの世界一に導き、日本人初のMVPに輝いた。引退会見では指導者の道について明言を避けていた。2015年にヤンキースGM付特別アドバイザーに就任し、マイナー時代に指導したジャッジはスター選手になった。日本では巨人の臨時コーチを務め、自身の技術を伝えてきた。その間監督就任については明言してこなかった。しかし去年「有働Times」で「指導者の立場でどこのユニフォームを着るのが自然で情熱が燃えるのかと考えたら巨人だと思う」語っていた。その5か月後に長嶋監督が亡くなった。長嶋監督のかつての背番号「90」を背に新たな歩みを始めた。
