全国の中学生が北朝鮮による拉致問題について意見を交わす中学生サミットが東京で開かれた。中学1年生のときに拉致された横田めぐみさんの弟の拓也さんが、被害者の親世代は母親の早紀江さんと有本恵子さんの父親の明弘さんだけになってしまったと説明した上で「なんとしても被害者と親世代を会わせたい。どうかみなさんも我がこととして理解を深めてください」と訴えた。北朝鮮による最初の拉致事件から40年以上が経過し被害者や家族の高齢化が進む中、若い世代に拉致問題について考えてもらおうと日本政府が初めて開いたもので全国の中学生およそ60人が参加。