4月26日、天皇皇后両陛下は「みどりの式典」に出席された。自然保護の研究などで功績のあった人に学術賞が贈られ、両陛下は受賞者の西村いくこ理事、横張真特任教授らと懇談された。同日、紀子さまは金沢大学を訪問され、能登半島地震で被災した中高生の学習支援に取り組んだボランティアらと面会された。支援内容に耳を傾けられ、ねぎらいの言葉をかけられた。お帰りの際、紀子は宮内庁職員と手作りした布製の花飾りを贈られた。紀子さまは高齢者のケア、透析患者や衛生環境などを気にかけられ、金沢大学附属病院で関係者に訊ねられた。
4月6日、紀子さまは昭憲皇太后が着用したドレスに関する国際シンポジウムを聴講された。昭憲皇太后は皇后として初めて洋装を取り入れ、女性の洋装を奨励されたことで知られる。大礼服は劣化が激しく、世界中から専門家が集まり、5年をかけて修復が行われた。4月25日、大礼服の修復を支援された美智子さまが展示をご覧になられた。翌日には両陛下、長女の愛子さまも足を運ばれた。26日、華子さまは上野の森美術館大賞展の授賞式に臨まれた。同展は若手芸術家の登竜門でもあり、華子さまは受賞者を祝福された。