大阪で1854年に起きた地震では津波が川を遡上し大阪の街に押し寄せたことが石碑に刻まれている。発生した津波は道頓堀まで遡上した。ドラマのシナリオは独自に入手した内閣府の半割れの被害想定が基になっている。震源は和歌山県南方沖、マグニチュードは8.9、津波の高さは最大26メートルに及ぶ。さらに九州から関東まで広い範囲で1メートル以上の津波が襲う。防災の専門家、河田氏は「外から来た人は土地勘がないから間違った方向に逃げることは十分考えられる」などと話した。津波のメカニズムを研究している中央大学の有川氏は、西の半割れが起きたとき大阪へ迫る最大の津波のケースを検証した。津波は川を遡上し大阪の中心部梅田まで浸水が広がった。狭い路地で津波の高さと速度が増す縮流という現象が起きるという。全国ハザードマップでは住んでいる場所などの半割れケースを確認できる。
住所: 大阪府大正区