1964年の東京オリンピックに出場した元アスリートの体力の変化などを調べようと、50年以上にわたって継続的に行っている調査の様子が報道陣に公開された。ことしで15回目となるこの調査。若いときに、激しいトレーニングを積んだトップアスリートの体に、その後どのような影響が出るのかを調べようと、1964年の東京オリンピックに出場した元選手を対象に、日本スポーツ協会などが4年に1回実施。カヌーに出場した本田大三郎さんは最高齢の89歳。右手の握力が70代男性の平均を上回る39.4キロを記録。バレーボール女子、東洋の魔女のメンバー・田村洋子さんは、片足立ちを2分近く行っていた。日本スポーツ協会によると、これまでの調査で、参加者は同年代に比べて、筋力や瞬発力などで高い数値を示しているということで、年度末までに、今回の結果を報告書にまとめる予定。