戦後初となる花火大会は終戦から1年後の1946年8月10日、岐阜・長良川で行われた。集まった人にあまり笑顔がみられない。現正寺住職・高木慈興さんは、岐阜空襲を経験。900人が死亡。親戚11人を亡くした。1ヵ月後に終戦を迎える。高木さんにとっての戦争は終わらなかった。出征した父親は戻ってこなかった。高木慈興さんの日記。復讐心を抱えた高木さんを尻目に花火大会は開催が決まった。花火をみて空襲がよみがえったという。高木さんの気持ちは徐々に変わっていく。それからは長良川の花火を見続けている。
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