2月15日は、国際小児がんデー。年間2000人以上が新たに診断される小児がん。生存率は8割を超えるようになった。長野結彩ちゃん(5)は3歳で神経芽腫と診断され病気の影響で視力の殆どを失った。母親の長野遥さんは、重い病気の子供たちが過ごせる場としてNPO法人が運営しているドリームルームについて「すごく喜んでいる 楽しみにしていて」などと話した。中学1年生の高田はなさんは、オンラインでの学習支援を受けている。子どもたちへの支援は、民間の団体を中心に広がりつつある。急性リンパ性白血病と診断され、小学4年生頃までほとんど学校に通えなかった。こども家庭庁によると、子どもたちへの支援の取り組みは地域によって差があり、中には支援が届いていないケースもあるという。そのため、自治体が地域の医療機関や学校と連携して、現状把握や支援の在り方について検討するほか、地域で子どもを支援する費用を補助して支援体制を強化することにしている。NPO法人・東京こどもホスピスプロジェクト・佐藤良絵代表理事は、病気だから諦めていた、できないをできるに変えていけるようその子の夢を叶えていけたら、と話した。国立成育医療研究センター・緩和ケア科・余谷暢之診療部長は「社会の中の課題として実態把握することは非常に大事」などと語った。