大谷翔平選手を巡っては4年後のロサンゼルスオリンピックに向けても大きな話題となっている。IOC国際オリンピック委員会は13日、公式サイトにロサンゼルスオリンピックを特集する記事を掲載。その中の追加競技に野球・ソフトボールをあげ、記事のトップには注目選手として、大谷選手の写真を載せた。野球発祥の地アメリカで開かれる中、アメリカ人選手ではなく大谷選手だった。そのロス大会で復活する野球。大谷選手は出場に意欲を示している。スポーツライターの小林信也さんは「大谷自身ロス五輪出場への意欲を利用して、MLBに対し、トップ選手の五輪出場を許可してほしいというラブコールなのでは」と推察している。これまで五輪の野球競技にはメジャーのスター選手はほとんど出場していない。その理由について、小林氏によるとMLBのシーズン中であるとともに、夏休み期間中で一番の稼ぎ時。そこでトップ選手に抜けられれば集客力の減少に繋がる。さらに万が一怪我をすれば損失は計り知れないことなどから、MLB側がスター選手の出場を許可してこなかった。ただ、次のロス大会はこれまでと違い、自国開催で移動時間減、WBCより参加国減という好条件。またMLBは海外ファンの獲得に力を入れていて、スター選手を参加させることで、新たなファン層獲得の狙いもあるのではとしている。佐々木さんは「オリンピックで選手が抜けてる間に若手の突き上げが出て、選手層も厚くなればと考えればメリットはあるのでは」などと述べた。