千葉市にある「スマートコミュニティ稲毛」は約149万ヘイホーメートルもあるシニア向けコミュニティー施設だった。マンションは7棟あり入居者が利用できるクラブハウスやテニスコードなどが完備されている。マンションの値段は現在販売されている物で約740万から2000万円台だが、初年度の入会金を払えば月額10万円の支払いで毎日の食事や様々なアクティビティーを楽しめる。施設内には保健室などの設備もあり、健康の相談にも乗ってくれる。入居条件は50歳以上で現在は平均年齢75歳の約900人が居住している。入居8年目の住井さんの宅を訪ねた所、広々とした70平米の1LDKで値段は1700万円だった。午前8時に家を出て向かった先は食事会場で朝は和と洋の2種類で夜は約15種類のメニューから好きな物を選択して食べられる。住井さんは友人達と朝食をした後は和太鼓や琴などアクティビティを楽しんでいた。約50種類のアクティビテーと入居者が立ち上げたサークルもあり、好きな活動に参加する事が出来る。住井さんはアクティビティーを中心に毎日のスケジュールを組んでいた。入居2年目の小林さんのお宅を訪問。夫婦で引っ越してきた小林さん夫妻は広さ105平米のお部屋を5800万円で購入。スカイツリーが見える窓からの景色がお気に入りだという。小林夫婦の日々の過ごし方を聞いてみると「アクティビティーも違うのをやってるので、それぞれで出かけている」と話している。小林夫婦はそれぞれが自分の時間を満喫する事で以前より夫婦の会話を楽しめるようになったと話している。いま増えているシニア向け住宅には理想の住まいを見つけ楽しんでいる人達が暮らしているという。