先月の消費者物価指数が発表され、コメ類は92.1%と去年同月比1.9倍と過去最高の上昇率。止まらない米の価格の高騰で、ごはんをたくさん食べたいというニーズで売上を伸ばしてるのがもち麦。吸水量が多く米に混ぜて炊くとかさ増しにつながるという。山梨県のもち麦メーカーでは、もち麦の売上が11カ月連続で前年同月比を上回っていて、生産体制を強化。2月から商品包装ラインを24時間操業に切り替え、これまで休みだった土曜日も工場を稼働。米価格の高騰を受け、販売戦略に変化も。あるコンビニ大手では、米の量を減らし、割安なスパゲッティで補った弁当の販売を開始。価格は据え置きで先月から販売を始め、売上は当初の想定を2割上回っている。長引く米の高騰で、養豚場を経営する千葉県の会社は飼料用のコメを配合した餌を与えているため、年間約7000トン仕入れていたが昨年度は4000トンまで減り、今年度は2000トンぐらいになるかと危惧している。餌にはとうもろこしを増やすなど対応を迫られている。この地域で15年ほど前から飼料用米を育てている農家によると、去年まで東京ドーム約2.6個分の広さの田んぼで飼料米を生産していたが、今年はその15%程を主食用に切り替えたという。キッカケは、生産を委託された地主から土地代をコメで収めてほしいと言われたこと。主食米への切り替えに図る生産者は他にもいて、この農家が加盟する地域の組合全体では、今年飼料米の作付面積が去年の7割ほどにとどまる見込み。政府としては米の流通の円滑化に向けて、備蓄米の放出を今年夏まで毎月実施。来週には3回目の入札が行われる予定。
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URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/
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