アメリカ・カリフォルニア州のサクラメントバレーは、道路の外のあちこちに田んぼが広がるアメリカ屈指の米どころ。ここで3代に渡って農場を営むエリック・ララビーさんは、東京ドーム260個分に及ぶ広大な農地を所有している。育てているのは、カリフォルニアで最も多く栽培されているカルローズ米。日本のコメとタイ米などの中間にあたる品種で、日本のコメの味に近いのが特徴。カリフォルニアの農業は飛行機など大規模な機材を活用して生産を効率化していて、ララビーファームも12人の親族経営で広大な農地を管理し年間1万3000トンのコメを生産している。地元のスーパーをのぞくとカルローズ米が5キロあたり約1600円と、日本のコメの平均価格の半額以下で販売されている。地元の農家からコメを仕入れて販売する精米業者は、これまで日本政府が関税ゼロで輸入するミニマムアクセス米の枠内で日本に販売していた。しかし最近はミニマムアクセス米の枠外でも輸入したいという企業が増えているという。日本企業がコメを輸入する場合1キロあたり341円の関税が上乗せされることになるが、それでもカルローズ米の安さには強みがあると考えている。
住所: 東京都文京区後楽1-3-61
URL: http://www.tokyo-dome.co.jp/
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