外国為替市場では米国の景気への不安が和らいだことなどから円安が進み、円相場は、一時約2か月半ぶりに1ドル=150円台まで下落した。17日に発表された米国の経済指標が市場の予想を上回ったことから米国の景気の堅調さが改めて示された。そのため円を売ってドルを買う流れが強まり、8月上旬以来の1ドル=150円台まで円安が進みた。円相場は7月の日本銀行の利上げを受けて先月半ばに1ドル=139円台まで上昇したが、日銀の追加利上げへの慎重な姿勢などもあり、この1か月で10円あまり下落している。このまま円安が進むと輸入品やエネルギー価格が上昇して暮らしに影響する可能性もある。