今年のノーベル化学賞が発表され、東京理科大学・そ合憲三名誉教授の受賞が決定した。日本人のノーベル化学賞受賞は2年連続で10人目となった。受賞の報告を受けたのは近所のスーパーマーケットで買い物中だったという。そ合さんは「アンリ・カガンさんというフランスの著名な先生と一緒に受賞できるのが非常にうれしい」と語った。そ合さんは広島県出身で76歳。東京大学を卒業し博士号を取得。東京理科大学の教授などを経て現在は名誉教授を務める。化学反応によって生まれた物質が同じ性質の物質を増やしていく「不斉自己触媒反応」を世界で初めて発見した。この研究成果でより安全で効果のある医薬品の開発につながるという。他にも農薬や香料などにも成果が期待できる。東京理科大学では深夜まで学生が残りそ合名誉教授を祝福した。きのうの受賞会見でそ合さんは大学や学生たちへの感謝も述べた。さらに今後の研究については「まだまだわからない面白いことがある。そういう分野の研究が進むように尽力したい」と語った。
