きのうの東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価は一時1300円以上値下がりした。取り引き時間中としてはことし最大の下げ幅。終値は前日より975円49銭安い、3万8126円33銭だった。背景には日米の金融政策を決める会合の結果を受けて、円高が大きく進んだことがある。金融アナリスト・大槻奈那さんは「(今は)円高に向かうスピードがあまりにも速すぎるので、その分株価もショック的な下落に表れているが、落ち着いてくれば緩やかな円高であるかぎり(企業は)対策をとれるので、企業収益に対するマイナス影響は一定程度回避できる。そこまで大きなデメリットが日本経済全体にあるとは思っていない」と述べた。