加藤さんは「日銀の政策金利が今後どう変化していくかというのを予想する短期金利の先もの取引がOISというもので、これに織り込まれている12月会合での利上げ確率というのを計算すると、金曜日時点では46%と全体として上がってきています。私としては、次の利上げは、12月か1月か微妙なところですが、どっちかというと現時点では1月と思っています。次の利上げは、できるだけマーケットが織り込んでから背中を押されるような感じでやろうとしているのではないかなと。12月にかけて円安が進んだりすると、12月でいいという空気になるので、そういう意味では織り込みの状況というのをウォッチしていく必要があると思います」、諸我さんは「2024年もあと1か月半となり、そろそろ年末の着地を見据えた動きが増えてくると見られます。グローバルの市場では、年末はパフォーマンスの確定や残高の調整などを行う大きな区切りとなってきます。11月下旬のサンクスキビング以降は参加者が減少しまして市場が薄くなるので、突発な事件で値幅が大きく出やすいことは注意が必要です。ここ数年はドル円の下落しやすい時期と言えるかと思うので頭に入れておいたほうがいいと思います」などと話した。