東京私立中学合同相談会には大勢の親子が駆けつける様子を見せていたが、ここでは中学校の教師が存在するクラブについて紹介する様子も見られた。中には小学2年生にしてここに駆けつける親子もいたといい、児童からは頭のいいところに行った方が将来役に立つと話す様子も見られた。塾代は小学4~6年で約250~300万円といい、参考書代や交通費・受験料を合わせると400万円がかかることもあるという。専門家の溝端宏光氏は私立中学校はそれぞれの教育理念に基づいて多様な教育を行っているのが特徴と紹介した。多感な時期にどのような経験を積ませるかを重視するとともに、高校受験させずに学校生活に打ち込んでほしいとの思いがあると見られる。中には校長が自ら学習法の相談を行う様子も見られた。また、子どもの中学受験に向けて後押しを進める親からは夏期講習には20~30万円ほどかかるが、将来の投資と思っていると話す様子が見られた。