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「曽根製造所」 のテレビ露出情報

NHKのニュースサイトから特集記事を紹介。福岡県北九州市小倉南区にある「曽根製造所」の跡地。旧日本陸軍が1937年に開設した施設で、毒ガスを砲弾などに充填する作業が行われた。1991年に放送された番組には当時曽根製造所で働いていた人たちの証言が記録されている。働いていた男性は戦後になって気管支炎に苦しめられた。当時毒ガスを予防することは考えておらず、咳が出る、喉が痛くなる、目が赤く充血するくらいでなんとも思っていなかったと語っていた。旧工員たちには呼吸器疾患などの健康被害を訴える人が多くいたが国は製造所に関する公的な記録がほとんど残っておらず事実確認が難しいなどとして戦後およそ50年にわたって救済の対象としなかった。今回曽根製造所に関する公的な報告書が存在していたことが新たにわかった。太平洋戦争が始まった1941年度分の記録がまとめられている。毒ガスが原因で病気になった工員が複数報告されているほか、兵器から毒ガスが噴出したり漏洩したりする事故が相次いでいたことなどが記録されていた。工員の数が3倍近く増えたこと、製造後の検査に合格した毒ガス兵器の数が増加していたことなど生産を強化していたことがうかがえる。報告書は戦後厚生労働省が保管して2018年度に国立公文書館に移管していて、閲覧できるようになったのは一昨年からだった。厚生労働省は「資料の中身が確認できていないためコメントできない」としている。

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