2025年7月24日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース
仙台局 「文学」が持つ力を信じる キャンベルさんの思い

出演者
廣瀬智美 鈴木貴彦 福井慎二 増子有人 浅井僚馬 瀬戸秀夫 高瀬耕造 荒井匡 一柳亜矢子 坂下恵理 藤原陸遊 保田一成 坂本譲 藤井亮汰 
(オープニング)
オープニング

キャスターらによるオープニングの挨拶。

(気象情報)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。熱中症対策。

札幌局 昼のニュース
北見38℃超 危険な暑さ 熱中症に厳重警戒

北海道佐呂間町では最高気温が37.9℃となった。札幌管区気象台によると、北海道は暖かく乾いた空気が流れ込む影響で広い範囲で猛烈な暑さとなる見込み。午前中から各地で猛暑日となっている。北見市では最高気温が38.3℃まで上昇し、この地点としては観測史上最も高い気温になった。十勝地方では局地的に40℃以上の命に関わる危険な暑さになるおそれがある。気象台などは熱中症の危険性が高くなるとして、十勝地方と網走・北見・紋別地方、釧路・根室地方に熱中症警戒アラートを発表している。熱中症に厳重警戒し、冷房を使用し涼しい環境で、外出は短時間にし熱い時間を避ける、屋内外問わずこまめに水分・塩分補給するなど対策徹底を呼びかける。

高齢者の住居を訪れ 熱中症警戒呼びかけ

北海道本別町では町の職員が高齢者などの家を一軒一軒まわり熱中症に気をつけるよう呼びかけている。本別町では午前中から35℃を超える猛烈な暑さになる中、町の職員が訪問先で水分補給を欠かさないことや、冷房の適切な使用を呼びかけたり、塩分を含んだタブレットを手渡したりしていた。本別町保健福祉課・西山はるかは「体力が何もしなくても奪われてしまう部分があるので水分と一緒に食事で栄養をとって過ごしてもらいたい」と話す。

首都圏局 昼のニュース
埼玉で38℃予想 熱中症対策 徹底を

気象庁によると、最高気温は東京都府中市で36.4℃、群馬県桐生市で36.3℃、埼玉県越谷市で35.8℃などとすでに猛烈な暑さとなっている。熱中症の危険性が極めて高くなるとして、茨城、栃木、群馬、埼玉、東京23区、多摩、千葉、長野、山梨に熱中症警戒アラートが発表されている。午後は内陸部を中心に大気が非常に不安定になり、局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上非常に激しい雨が降るおそれがある。気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意すると共に、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけている。

生産量全国一 千葉県産の梨 初競り

千葉県いすみ市と一宮町で収穫された「幸水」の初競りが行われた。3トン余の梨が次々と競り落とされ、10キロあたり1万円の値段が付けられていた。千葉県では全国で最も多い毎年およそ2万トンの梨が生産されていて、このうち「幸水」は品種の中でも最も収穫が早く生産量も多いという。梨の出荷は8月上旬ごろから本格化し、品種を変えながら10月上旬ごろまで続く見通し。JA長生園芸課・井上雄太課長は「今年の梨については空梅雨で水がかなり少なかったが農家の努力もあってとても大きく甘く育っている」と話す。

大阪局 昼のニュース
EXPO2025 暑さ対策で警察官 ポロシャツ型制服に

夏の厳しい暑さに対応するため、大阪府警は8月から大阪・関西万博の会場で勤務する警察官に試験的にポロシャツ型の制服を導入することになった。これまでの制服と同じ青色で見た目もほぼ変わらないが通気性などに優れた素材で作られているという。警察官の暑さ対策のため警察庁ではポロシャツ型の制服を開発。大阪府警でも8月上旬から万博会場で勤務する警察官100人を対象に試験的に導入を決めた。大阪府警察本部装備課・西岡義彦調査官は「現場警察官の健康や安全を護りながら活動に支障をきたさないようにポロシャツ型の夏服の導入に至った」と話した。大阪府警では現場の警察官の声を反映させたうえで来年以降本格的な導入を検討している。

天神祭「鉾流神事」 祭りの開幕 告げる

大阪天満宮の天神祭。大阪市北区の堂島川で祭りの開幕を告げる鉾流神事が行われた。今回、神の使いである神童に選ばれたのは西天満小学校5年生の川北寛人。白木で作られた神鉾が授けられた。神職と共に祝い船に乗り込み川の中程で神鉾を流して無病息災などを祈った。天神祭はあす本宮を迎え、音楽隊を先頭に総勢2500人ほどがまちを練り歩く「陸渡御」や100隻の船が川を行き交う「舟渡御」が行われる。夜にはおよそ3000発の花火が打ち上げられることになっている。

金沢局 昼のニュース
来年の放鳥の羽咋 トキの生態を紹介

石川県羽咋市の南潟地区の邑知潟周辺では来年6月ごろに本州では初めてトキが放鳥されることになっている。羽咋市歴史民俗資料館ではトキについて多くの人に知ってもらおうとトキの模型や中国から送られた淡いピンクの羽根が展示されている。食べているものなどトキの生態についても詳しく知ってもらおうとふんの中から見つかったカエルの骨やザリガニの爪なども展示されている。8月2日から11日にかけては1954年に見つかったトキの剥製標本がトクベツに展示されるほか、8月3日と10日には70年以上保護活動を続けてきた村本義雄の講演が行われることになっている。展示会はことし9月15日まで開催される。

獣医師の職員確保へ 奨学金の返済支援

石川県内の家畜の伝染病対策や食肉の安全管理などは獣医師の資格をもつ石川県の職員が担っているが、獣医師の間では民間の動物病院が就職先として人気があり、人手が不足している。石川県によると今年度は11人の欠員が生じ、ことしの試験で合格した人を採用しても解消できない見通しだという。石川県は一定期間県の職員として働くことを条件に奨学金の返済支援をする制度を始めることを決めた。対象となるのは学生時代に貸与型の奨学金を受けていた獣医師や獣医系の大学の6年生で、奨学金の返済のため最大で480万円を交付することにしている。石川県は3人程度を募集する方針で、7月14日から申請の受付を始め、石川県の業務に必要な人材を確保したい考え。

NHK NEWS WEB
毒ガス兵器製造所の記録見つかる

NHKのニュースサイトから特集記事を紹介。福岡県北九州市小倉南区にある「曽根製造所」の跡地。旧日本陸軍が1937年に開設した施設で、毒ガスを砲弾などに充填する作業が行われた。1991年に放送された番組には当時曽根製造所で働いていた人たちの証言が記録されている。働いていた男性は戦後になって気管支炎に苦しめられた。当時毒ガスを予防することは考えておらず、咳が出る、喉が痛くなる、目が赤く充血するくらいでなんとも思っていなかったと語っていた。旧工員たちには呼吸器疾患などの健康被害を訴える人が多くいたが国は製造所に関する公的な記録がほとんど残っておらず事実確認が難しいなどとして戦後およそ50年にわたって救済の対象としなかった。今回曽根製造所に関する公的な報告書が存在していたことが新たにわかった。太平洋戦争が始まった1941年度分の記録がまとめられている。毒ガスが原因で病気になった工員が複数報告されているほか、兵器から毒ガスが噴出したり漏洩したりする事故が相次いでいたことなどが記録されていた。工員の数が3倍近く増えたこと、製造後の検査に合格した毒ガス兵器の数が増加していたことなど生産を強化していたことがうかがえる。報告書は戦後厚生労働省が保管して2018年度に国立公文書館に移管していて、閲覧できるようになったのは一昨年からだった。厚生労働省は「資料の中身が確認できていないためコメントできない」としている。

徳島局 昼のニュース
阿波おどり 桟敷席組み立て始まる

徳島市の阿波おどりは8月11日に技量の高い「有名連」による舞台公演が行われたあと、12日から15日までは街なかに設けられた合わせて5か所の有料と無料の演舞場で行われる。有料の南内町演舞場が設置される徳島市中心部の公園では踊り手を間近で見ることができる長さおよそ120メートルの桟敷席を組み立てる作業が始まっている。南内町演舞場にはおよそ2700席が設置される予定で、強い日ざしが照りつけるなかおよそ30人の作業員が桟敷席のスタンド部分を組み立てたりベンチを設置したりしていた。現場では作業員の熱中症を防ぐため霧状の水が出るミストが用意されたほか、休憩所には簡易ベッドなどが設置された。桟敷席は今月中に組み上がり、ほかの演舞場桟敷席も順次組み立てが進められていく予定。

前夜祭「優りび」に向け 練習本格化

ことしの徳島市の阿波おどりの前夜祭にあたる初日の舞台公演は8月11日に「アスティとくしま」で開催され、技量の高い踊り手グループのメンバーが合同で踊りを披露する。ことしの前夜祭はほかでは見ることができない見応えの舞台という意味を込めて「匠の舞台優りび」と名付けられ、「阿波おどり振興協会」に所属するグループの踊り手およそ300人が会場で練習した。練習は男踊りや女踊りなどグループごとに分かれて始まり踊り手たちは手拍子に合わせて踊り舞台上での立ち位置を調整したり掛け声を出すタイミングを確認したりしていた。三味線や笛などで奏でるお囃子「ぞめき」に合わせて全員での練習が行われた。

秋田局 昼のニュース
竿燈まつりを前に 会場の電気設備の点検

秋田市の竿燈まつりはちょうちんをつけた竹ざおを稲穂に見立てて掲げ五穀豊じょうを願う祭りで、8月3日から4日間開催される。東北電力の社員などが多くの観光客が訪れる祭りの期間中に停電が発生して混乱が起きないよう会場となる秋田市中心部の竿燈大通りで電気設備の点検を行った。竿燈大通りでは景観を守る目的のほか、竿燈が触れないよう電線が地中に移されていて、地上には変圧器などが入った電気設備が29か所設置されている。作業員たちは電気の流れを切り替えるスイッチが正常に反応するかなどを確認していた。このあと作業員たちは沿道に座って祭りを楽しむ観光客のため電気設備周辺の雑草を抜いたりごみを拾ったりしていた。東北電力ネットワーク秋田電力センター・富樫信彦配電主幹は「安全を確認できたのは竿燈まつりを楽しんでいただきたい」と話した。

鳥取局 昼のニュース
妖怪の影絵 夏限定のデザイン登場

鳥取・境港市の観光名所、水木しげるロードの夜を彩る妖怪の影絵に夏限定のデザインが登場した。夏限定の影絵は盆踊りを楽しむ鬼太郎と猫娘や、アイスクリームを食べる子泣き爺など9種類。境港市観光振興課・高田麻加主事は「散歩しながら楽しんでほしい」と話す。

佐賀局 昼のニュース
聴覚障害者に配慮 新型パトカー導入

佐賀県警察本部はサイレンの音が聞こえない聴覚障害がある人たちを念頭にパトカーが緊急走行中かどうかを見た目で見分けられるようにしようと赤色灯の光り方が変わる新型のパトカーを導入した。県警察本部会計課はより効果的な場所への配置を検討していきたいとしている。

列島ニュースアップ
“文学の力”を信じて ロバート キャンベルさん

この春、日本文学の研究者でテレビのコメンテーターとしても活躍するロバートキャンベルがせんだいメディアテークの館長に就任した。トークイベントのテーマは「ぼくに仙台のことを教えてください」。館長に就任したばかりのキャンベルに仙台の人たちが「藤の花が咲いてから梅雨が始まるまでのホヤが一番おいしい」など町の魅力を伝える。縁もゆかりもなかった仙台だったが、館長に就任した原点は14年前の東日本大震災。想像を超える被害を前に過去の文学を研究することに何の意味があるのか大きな葛藤に直面したという。震災で傷ついた人の役に立とうとキャンベルは避難者と文学作品を読むことにした。長年研究してきた日本文学に紡がれた過去の災害や感染症などの記録の中には現代の私たちが困難を生き抜くヒントがあると気づかされたという。この経験をきっかけにキャンベルは今、世界で起きている戦争や災害に直面する人たちの言葉を記録している。おととしにはウクライナの人たちの言葉を集め証言集を翻訳した。去年は能登半島を訪ね、地震の被災者の言葉に直接、耳を傾けた。せんだいメディアテーク館長就任から4か月、キャンベルはこの施設を拠点に東日本大震災を経験した東北でこれからを生きる人たちの言葉を記録し、新たな文学を紡いでいきたいと考えている。キャンベルは「社会課題を解決していく糸口を求めることができる場所にいること自体が私にとってすごい運命の巡り合わせのように感じている」と語った。

長野局 昼のニュース
若者の薬物乱用防止へ 夏休み前に啓発活動

夏休みを前に若者の薬物乱用を防ごうと長野県警察本部による啓発活動が県内の駅で一斉に行われた。配布されたパンフレットには“大麻は体に害はない”という認識は正しくなく、うつ病や記憶障害を引き起こすおそれがあることが書かれている。県警察本部によると県内ではことし1月から先月までに大麻の所持や使用で11人が検挙されていて、そのうち8人が10代から30代だった。県警察本部薬物銃器対策係・長谷川英紀課長補佐は「安易な気持ちで大麻に手を出すことがないよう注意して楽しい夏休みを過ごしてい欲しい」と語った。

伊那の園児 “青いアマガエル”発見!

体の色が青い珍しいアマガエルが長野・伊那市で見つかった。見つけたのは保育園児だった。

名古屋局 昼のニュース
島外避難の住民支援へ 高校生が募金活動

鹿児島県のトカラ列島で続く活発な地震活動の影響で島の外に避難をしている人たちを支援しようと、JR岐阜駅前で屋久島にある通信制高校「あおぞら高校」の生徒たちが募金活動を行った。義援金は日本赤十字社を通して鹿児島県に送られる予定。募金を行った生徒は「僕らも出来ることはするので頑張ってください」と語った。

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