- 出演者
- 堀井洋一 田代杏子 猪原智紀 北向敏幸 兼清麻美 漆原輝 赤木野々花 手嶌真吾 石井隆広 坂下恵理 久保田拓人
オープニング映像が流れた。
1977年10月、米子市の自宅から編物教室に向かう途中に北朝鮮に拉致された拉致被害者・松本京子さんの兄の孟さんがきのう講演で「何としてでも妹を助けたい」と話し一刻も早い帰国の実現を訴えた。
県内有数のお茶の産地・宇部市で栽培が難しい高級茶・玉露が商品化されきょうお披露目された。玉露の栽培は宇部市の小野茶業組合が山口大学と共同でことし始めて商品化。玉露は茶葉の収穫前に茶畑に日光を遮るネットをかけ苦みを抑えるアミノ酸を増やし甘みを強める高級茶で、日光を遮るタイミングの見極めなどが難しいとされている。お披露目会では山口大学の谷澤幸生学長が試飲し特有の旨味を味わった。茶業組合では、茶の栽培を研究している山口大学の柴田勝教授のアドバイスをもらいながら約60キロの玉露を生産したという。この玉露は宇部市内のJA店舗のほかインターネットで販売される。
ウォーターフロント開発がすすむ下関市のあるかぽーと・唐戸地区で、現在遊園地「はい!からっと横丁」がある土地に交流拠点施設を建設する民間事業者の公募を今月14日からはじめ来年1月まで受け付ける。公募にあたり下関市は施設の基本的な考え方として、関門海峡のロケーションを生かすこと、年中通して滞在できる施設であること、周辺施設と調和し回遊性や利便性を高めることを示している。この場所をめぐっては3年前にも施設を建設する事業者の公募が行われたが不調に終わっていた。下関市の前田市長は“ホテルと水族館に挟まれた重要な場所で想像を超えるよい提案を期待しています”と話している。
戦後80年に関連したニュース。太平洋戦争などの戦没者の遺品や遺書などを展示・保存する施設の建設を熊本県内の有志で作る団体が一般などから費用をつのり目指すこととなった。熊本・中央区の熊本県護国神社の敷地内に建設が計画されているのは「火の国平和祈念さくら館」。神社には現在、戦没者の遺品など約1500点、遺影が約8300点保管されているが9年前の熊本地震で当時の展示スペースが被災し一般公開を取りやめていた。新たな施設では遺品などを移し展示を再開するほか、デジタルデータ化し遺族がしのぶことができるようにもしていくとし、再来年7月の開館をめざすという。
九州・沖縄で活躍する刃物職人が制作した包丁やハサミなど約100点の展示会が熊本市南区の「くまもと工芸会館」で開かれている。このうち、人吉市の岡正文さんののこぎりは手作業で17もの工程を経て制作されており、九州で唯一の職人。また沖縄県の池村泰欣さんによる山刀やヘラはあえて表面を滑らかにせず手打ちの跡が残ったままになっている。この展示会は今月27日まで開かれている。
今年で戦後80年となる中、さぬき市では太平洋戦争や日中戦争に関連する公文書などを通じ平和について改めて考えてもらおうとさぬき市公文書館が企画展を開いた。会場には軍人墓地の建設に関する現在の鴨部地区、旧鴨部村の会議録や村をあげて戦没者を悼む葬儀の写真などおよそ30点が展示されている。このうち、富田国民学校の日誌には終戦の前日まで空襲警報などが毎日のように発令されていたことが手記されるなど貴重な資料となっている。この展示会は資料を入れ替えながら今年12月26日まで開かれている。
JR四国によると高校生の新卒採用はここ数年採用計画を下回る20人から30人で推移。加えて入社後も地元で働きたいという声があったことなどから、来年度の高校生の新卒採用から勤務地を希望する県に限定するエリア採用を導入する。エリア採用と通常採用は入社後5年間は定期昇給で1000円程度差があるもののその後は同じ昇給額になるという。初任給や業務内容などは通常採用と同じで、本人から“四国全域を勤務地にしたい”と申し出があった場合はエリア限定での勤務を解除することもできる。来年度の高校生の新卒採用はエリア採用と通常採用の計50人ほどの予定。
島根・東温市の皿ヶ嶺の登山道の入口にある公園の中にある「上林の風穴」は、地下水と地表の温度差で岩の合間から冷気が吹き出していることから、「天然のクーラー」と呼ばれている。厳しい暑さが続く中、登山客が涼を求めて上林の風穴に集まっていた。
愛媛・新居浜市 東雲町にある屋外市民プールは、1973年から中学生以下の入場料を2時間10円にしており、「10円プール」の愛称で親しまれている。多い日は2000人余が訪れるという。
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青森・東通村では、「夏秋イチゴ」の収穫が盛んになっている。むつ市・東通村の計18軒の農家が栽培しており、村田睦夫さんの農業用ハウスでは去年から送風機・遮光ネットなどで暑さ対策をしている。東通村では11月まで収穫が続き、首都圏などに出荷されるという。
青森・黒石市では毎年7月~8月、「黒石ねぷた祭り」や「黒石よされ」など夏祭りが開かれ、多くの観光客が訪れる。警察官が観光客から質問を受けることから、黒石警察署では地域の歴史などを市の学芸員から学ぶ講座を開かれている。
佐賀・吉野ヶ里町の脊振山の山岳信仰は奈良時代頃に始まったとされ、「乙護法堂」は中心となる霊仙寺のお堂として、天台宗の開祖の最澄により建立されたという。現在の建物は江戸時代末期の1852年に当時の佐賀藩主が再建し、町の文化財となっているが、雨漏りなどにより寺が改修することになった。昨日、起工式が行われ、工事は11月末頃完了予定だという。
佐賀・鳥栖市の「四阿屋遊泳場」は、天然のプールとして家族連れに人気だったが、老朽化により改修工事が行われていた。今月19日、2シーズンぶりに川開きが行われた。
全国の天気予報を伝えた。
京都市左京区にある宮大工の会社では、見習いを含めて13人の宮大工が所属しており、そのうち7人が20代。会社によるとベテランが多いこの業界において20代が半数を占めることは珍しいという。宮大工とは神社や寺など伝統的な木造建築を専門に手掛ける職人のこと。ただ建てるだけではなく、長くもたせるための知識・技術が必要とされ、その歴史は1000年以上前に遡る。宮大工の技術の特徴は釘・接着剤を使わずに木材を組み合わせる「木組み」にある。中でも「金輪継ぎ」という継ぎ手は万能で、古くなった柱の修復などによく使われる。こうした精密な木材加工に欠かせないのが表面を滑らかに整える「鉋(かんな)」。寸法を変えないため薄く削る必要があり、経験を積んだ職人は15マイクロメートルほどの薄さで削ることが可能。去年この会社で宮大工としての道を歩み始めた上野さん。幼い頃からものづくりが好きだった上野さんは、日曜大工をしていた父親の影響で大工を志し、大学で木彫刻を学んだあとこの会社に入社した。この日、行われていたのは亀岡市にある神社の修理工事。悪くなっていた柱の根元を金輪継ぎで取り替える。上野さんは柱がズレないように固定するための栓を作るための作業を任された。棟梁の高橋さんはどんなに細かい疑問にも丁寧に答えてくれる。「背中で覚えろ」という厳しい師弟関係も近年変わりつつあるという。できあがった栓の寸法が合っているか確認。上野さんは「作業して特に何も言われなかったらちゃんと出来ていたんだなという感じ。実際に自分が作ったものが組み上がって完成していくのを見るとすごいやりがいに感じる」と話す。この日、工房を訪れたのはアメリカの学生たち。大阪・関西万博の大屋根リングをきっかけに、いま日本の木造建築に世界が注目している。1000年以上受け継がれてきた宮大工の技。きょうも若手職人たちが建物と技術を未来へ繋ぐ。
都心から南へ180キロ、約1,700人が暮らす神津島。17代続くしまの家に育ち、東海から”師匠”とも呼ばれている前田さんに案内していただく。到着早々に前田さんが「どうしても見せたい景色がある」と連れて行ってくれたのは前田さんの友達の家。庭先から見えたのは青い海と白い砂浜、島全体が見渡せる高台。急いでいた理由は乗ってきた船が停泊している間に見せたかったからだそう。神津島の周囲は約22キロ、島全体が国立公園で美しい景観が広がる。海の透明度は水質調査で日本一になったこともあり、夏はシュノーケリングなどで多くの観光客が訪れる。海の幸も豊富。自慢は黒潮にもまれて育ったキンメダイ。そんな島のもう1つの自慢が山から染み出した湧き水。島には湧き水があちこちに。その水の豊かさ故に大昔、周辺の7つの島の神様が神津島に集まったという「水配り伝説」も残っている。湧き水が作り出した不思議な場所も。外の気温は30℃を超えていたが穴の中は16℃。冷たい水で冷やされた空気が岩の間から吹き出している。前田さんは水の恵みを活かして町を盛り上げようと温泉も掘った。温泉を掘り上げたきっかけは幸運のシンボルとされているタツノオトシゴ。大きな台風の際に井戸まで台風の波が打ち寄せてきた。その時にタツノオトシゴが井戸の周りに流れ着いたという。すると井戸を掘る人が「前田さん、出るかもしれないよ」と言い、本当に出たという。
前田さんと別れて宿へ。島には民宿などが約40軒あり、地元産にこだわった料理を出す所も多い。この日の夕食はキンメダイの煮付けや明日葉のスープなど。野菜のほとんどが自家製。さらにこれから旬のパッションフルーツも。美味しい料理に他のお客さんとの距離も自然と近くなる。島の夜の楽しみはまだ終わらない。焼酎を販売する会社が8年前に作った伊豆諸島で最初のビール醸造所。明日葉やパッションフルーツなど神津島産の食材に海水を使った塩味のビールも。地元の人から海外の観光客まで人気のスポットとなっている。お客さんの中には島の診療所の医師も。
きょう気になったニュースは旭川・旭山動物園の「動物たちに氷のプレゼント」。田代さんは「北海道できょうは暑い所が特に多かったということで」と言うと兼清さんは「北見があした39℃と言っていましたね」などと話した。レッサーパンダには果物、ホッキョクグマにはハチミツ入りの氷が贈られた。