東京農工大学大学院教授らのチームは4頭の成獣のクマにGPS付きカメラ首輪を装着しツキノワグマの菜食行動を記録することに世界で初めて成功した。大きな個体のクマは数少ない食料を優先的に食べる。子連れの個体や若い個体は食料を求めて人里近くに下りてくる。専門家は「これだけの人身被害があるのは異常事態」と話した。ツキノワグマの冬眠期間は11月頃~翌年4月頃で、冬眠場所は樹洞や岩穴などで、冬眠時に蓄えが足りないと出産までに至らない。出産したメスグマは行動範囲は狭く、出産しなかったメスグマはオス同等の行動範囲。