- 出演者
- 大江麻理子 田中瞳 後藤達也
オープニング映像。
ニュースキーワードを紹介した。
九州からゆっくりと東に進んだ台風10号は今日も各地に強い雨や風をもたらした。宇野港は午後10時前に満潮時刻を迎えた。現地の状況。小豆島や直島など離島へ向かうフェリーや高速艇は今日、すべて運休。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋は車は走れるが、列車は運休となった。
九州地方を横断した台風10号。福岡県築上町の川では今日午前、80代の男性の遺体が見つかった。台風の接近に伴う大雨などの影響でこれまでに6人が死亡、けが人は100人を超えている。台風の影響は遠く離れた関東でも。神奈川県伊勢原市では今朝、国道のトンネルの出入り口付近で土砂崩れが発生。車2台が巻き込まれた。乗っていた男性合わせて3人は自力で脱出している。東京・世田谷区では神社へと続く道が川のように。また、道路が冠水したところもあり、進むことができず引き返す人の姿も見られた。関東各地では記録的な大雨となり、東京・八王子市では6時間で203ミリ、また、神奈川県平塚市では12時間で196ミリといずれも観測史上1位の雨量となった。関東地方では週明けにかけて大雨が続きそう。
このあとも台風10号は東に進路をとり近畿地方へと向かいそう。あさってには熱帯低気圧に変わる予想だが、西日本、東日本で引き続き大雨による土砂災害や河川の増水に警戒が必要。新幹線の計画運休:東海道(東京−三島)、東海道(三島−名古屋)、東海道(名古屋−新大阪)、山陽、九州。あすの欠航便情報を伝えた。
千葉県山武市にある米農園「たけやま」では今月中旬の台風7号により稲が倒れ、稲穂は水につかった状態に。出荷に向けて乾燥している最中だったが芽や根が出ると廃棄せざるをえないというが、そこに台風10号が接近している。また、すでに収穫済みの稲にも不安が。精米するまで保管するための倉庫。停電で空調設備が使えないと米の品質が大きく下がってしまう。「令和の米騒動」と言われるほどの米不足が各地で広がる中、台風10号がさらなる事態の悪化を招くおそれがある。総務省が発表した8月の東京都区部の消費者物価指数で米類は前の年に比べ、26.3%上昇。およそ20年ぶりの伸び率となった。この事態で注目が集まるのが国が不作や災害などに備えて用意しているおよそ100万トンの備蓄米。子ども食堂への無償提供体制は拡充する一方で放出には慎重な姿勢。
5年間という長期間保存が可能な米、アルファ米。一度炊いた米を乾燥させたものでお湯を加えて15分ほど待てば食べることができる。尾西食品ではこれまでにない関心の高まりを感じている。度重なる災害で需要が急増し、8月の売り上げは去年の1.5倍に。工場をフル稼働させているが注文に対して製造が間に合わないほどだという。おにぎりや味ごはんなど、バリエーションが豊富なことから日常食として購入する客も増えていて米不足の中で到来した今回の台風でさらに需要が高まると見込んでいる。イネのDNAの情報を活用し短期間に品種を改良できるゲノム育種。すでに改良に成功したという米の元となっているのはコシヒカリ。茎が細く、折れやすいという弱点があるため茎が太い品種と交配させた。コシヒカリと、「サクラ福姫」の茎の太さを比べるとその違いは、一目瞭然。実際、今月、関東を襲った台風7号では多くのコシヒカリが強風で倒れたが「サクラ福姫」は無事だった。台風や猛暑など異常気象が増える日本。米不足が起きないよう、こうした品種の開発がより期待される。像。
米国の時価総額上位企業:1・アップル、2・エヌビディア、3・マイクロソフト、4・アマゾンドットコム、5・メタプラットフォームズ。上位3社の企業が、対話型AIChatGPTを手がけるオープンAIに出資する可能性が報じられた。サムアルトマン氏が率いるAIスタートアップ、オープンAI。29日にはChatGPTの利用者が2億人を超えたと発表。この9か月で倍増した。オープンAIは、これまで2兆円規模の出資を受け入れるなどマイクロソフトと蜜月関係を築いてきた。報道によると、オープンAIが新たに実施する数千億円規模の資金調達に、マイクロソフトだけでなく、アップルやエヌビディアも参加する可能性があるという。実現すればオープンAIの企業価値は1000億ドル(およそ14兆5000億円)に達する見込み。アップルなどには、生成AIの開発で先行するオープンAIとの関係を強化したい狙いが。オープンAIにはマイクロソフト以外からも広く出資を受け入れ、独占禁止法の監視の目を避けたい思惑があるとみられている。巨大な資金が特定の企業に集まり、一層、加速しそうなAI開発競争。オープンAIやGoogleなど多くのAI開発企業が集結するカリフォルニア州の議会は29日、一定の開発費を超えるAIに対して安全性テストなどの導入を義務づける法案を可決した。開発を阻害するとしてAI企業からの反対が多い中、州知事が法案に署名するか注目されている。
オープンAIにマイクロソフト、アップル、エヌビディアが出資する可能性。大手3社の3か月の純利益:マイクロソフト約3.2兆円、アップル約3.1兆円、エヌビディア約2.4兆円。経済ジャーナリスト・後藤達也は「生成AIにおいても握りの強者が勝ち抜いていくことがありうる」とスタジオコメントした。
自民党総裁選挙。石破元幹事長インタビュー。2008年の初出馬から4回、総裁選に敗れ続けてきたが集大成として臨む。自民党議員の事務所を1部屋ずつ回り自身への支持を呼びかける。激甚化する災害に対応するため、防災や被災地支援を一元的に担う防災省の新設を訴える。これまで国の経済政策を議論する会議は公開を前提にしていたが、経済危機に対応できるよう非公開の新たな会議が必要とした。
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自民党総裁選挙。加藤勝信元官房長官が来月10日を軸に都内で出馬表明する方向で調整していることが分かった。関係者によると、加藤氏は出馬に必要な推薦人20人を確保できるめどが立ったという。
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損害保険大手4社が保険代理店への出向社員などから競合他社の契約者情報を不正に入手していた問題で漏えいした情報は合わせておよそ250万件に上ることが分かった。不正に入手した情報は各社の契約シェアの把握や営業活動などに使われていたという。
11月に行われる米国大統領選挙の民主党の候補ハリス氏は29日、CNNテレビのインタビューで当選した場合、新政権の閣僚に共和党員を起用する考えを示した。ハリス氏は、共和党員の閣僚がいれば多様な視点が得られ国民の利益になると強調し党派を超えた融和姿勢を打ち出した。
25日、日本とアフリカ諸国によるTICAD(アフリカ開発会議閣僚会合)が2日間の議論を終え、閉幕した。
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26日、中国軍の情報収集機1機が長崎県の男女群島沖を飛行。中国軍機による日本の領空侵犯が確認されたのは初めてで航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応した。
27日、自民党麻生派が夏の研修会を開き、9月の総裁選をめぐって原則、麻生派に所属する河野デジタル大臣を支持する方針を確認した。ただ、河野への一本化はせず、他の候補の支援も容認した。
29日、NTTと台湾通信大手、中華電信はNTTを中心に開発を進める次世代の情報通信基盤IOWNを日台間で開通させた。IOWNが国際間でつながるのは初めて。
自民党総裁選のニュースが気になると出演者が言う。麻生氏が個人的には河野太郎氏を応援することは、票読みの難しさを象徴しているという。自民党の有力者の駆け引きだ。NVIDIAの決算も気になるとのこと。株価は6パーセント下落。AI株ブームが曲がり角にきている。
NTTが中心になって開発する次世代通信基盤、IOWNが台湾の通信大手、中華電信のデータセンターと接続した。およそ3000kmを僅か0.017秒でつなぐ。IOWNとは電気信号を光に置き換える次世代の通信技術。従来の通信と比べて容量は将来的に125倍に。通信の遅れも、ほとんどなくなるという。さらに、消費電力も100分の1に。スマホの充電は年に1回すればよくなるともいわれている。この革新的な技術であるIOWNをNTTは、なぜ最初に台湾とつなげたのか。台湾有事と半導体。日本経済にとっても深刻な影響を与えかねないリスクへの対処、経済安全保障が関係していた。NTT・川添雄彦副社長は「グローバルに大きな役割を果たしている企業なので損なわれると大きなダメージを受ける」とコメント。