- 出演者
- 豊島晋作 相内優香 長部稀
オープニング映像。
自民党総裁選。テレビ東京と日本経済新聞社が実施した8月の世論調査で次の自民党総裁に誰がふさわしいか聞いたところ、小泉進次郎元環境大臣が23%でトップとなり、石破茂元幹事長が18%高市早苗経済安全保障担当大臣が11%と続いた。今週月曜日に最も早く立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障担当大臣は8%と7月調査時点での1%から大幅に伸ばした。また、衆議院の解散時期について聞いたところ「今年の秋までに」と「解散を急ぐ必要はない」が28%で並んだが「今年の年末までに」の17%を含めると45%が年内の解散を求めていることが分かった。一方、岸田内閣を「支持する」と答えた人は前回7月の調査と変わらず、28%。「支持しない」と答えた人は2ポイント上昇し、66%だった。
自民党総裁選についてスタジオトーク。結果について、吉崎達彦は「若い人に流れが来ていて石破氏と河野氏にとってはショッキングな結果だと思う」とコメント。どの候補が有利だと思いますか?の質問に対し、吉崎達彦は「立候補には推薦人が20人必要で自民党の国会議員票367票と半分以上が誰かを推薦していて考えられない状況になっている。普通の議員は当選回数が多くないからあまり当選回数を多い人を勝たせたくない発想になる」などと話している。
老舗結婚式場が今、新たな戦略を打ち出し相次いでリニューアルに踏み切っている。八芳園が来年3月に営業を休止し、半年間かけてリニューアルすると発表した。今回のリニューアルで重視したのは八芳園の売りである日本庭園。400年ほど前、江戸時代の武家屋敷の庭として整備された庭園。第2次世界大戦後に八芳園が、この庭を活用。料亭やブライダル事業を手がけてきた。ただ、一部の施設からの眺めを重視するあまり今のロビーは庭が、あまり見えない造りに。リニューアルでは全面的に庭園の眺めを楽しめるロビーに改装する。現在は小規模な披露宴会場として使われている部屋は両隣の部屋と統合し300人近くを収容できる大部屋に改装する。現在はブライダル中心の事業モデルだが、今後は企業の会議や発表会などビジネス需要も取り込む考え。背景にあるのがブライダル需要の頭打ち。婚姻数の減少などに伴い市場規模は今後も伸び悩む見通し(出所・矢野経済研究所)。東京の新しい玄関口を目指して再開発が進む高輪や品川エリアにも程近い立地の八芳園。国際ビジネスを目的に来日する外国人客の拡大にも期待を寄せていてリニューアル後、国際会議やパーティーなどの売り上げは2割ほど増えると見込んでいる。八芳園・井上義則社長は「日本の文化を体験できる場所というブランディングをすることで恩恵を十二分に受けることが可能」とコメント。
72年の歴史を持つホテル椿山荘東京。コロナの5類移行を受け日本だけでなく海外からの客も増えている。外国人客の獲得を狙って先月改修したのが、スイートルーム宿泊者だけが利用できる高級ラウンジ「ルシエル」。室内は伝統工芸品の江戸切子や日本画など、和を感じる空間に。ビュッフェカウンターにはラウンジ限定の料理に合わせた日本酒のドリンクバーも設置されている。さらにテラスに出ると緑豊かな庭園が一望できる。もともと3か所あったチャペルのうち1つをラウンジに改修。理由は挙式の減少を受けて外国人客の獲得を目指す方向に舵を切ったという。スイートルームの1部屋あたりの料金は1泊13万4900円から。スイートルームの宿泊客を増やすことで客室単価を上げるとともに稼働率を向上させたい考え。今後はリニューアルで大部屋を増やす事によって顧客の取りこぼしを減らす狙いがあるという。
26日にオープンするすかいらーくグループのイタリアンレストラン「ペルティカ」。店内に入ると焚き火が。リゾートホテルを意識したという。客が自らバジルをすってパスタソースを作ったり、ドリンクバーも混ぜて新しい味を客自身で作って体験するというのが売りの一つ。すかいらーくグループの業績は今年12月までの1年間の純利益が前年と比べ約2.7倍になる見通しと絶好調。新たな業態を展開する背景には何があるのか。ニラックス・崎田社長は「客は二極化している。日常使いしたい店と日常と違う体験をしたい店。どちらかではなく両論で客のニーズに応える必要がある」と話す。セットメニューを中心に展開するこの店では客単価は2000円ほどを想定。ガストやジョナサンといったグループの他のファミレスよりも高く設定した。より幅広い客層にアプローチしたい考え。すかいらーくグループが展開しているファミリーレストランはガスト・ジョナサン・バーミヤンなど様々な種類があるのが特徴的。一方でライバルたちの戦略は大きく異なる。サイゼリヤは低価格、ロイヤルホストは高品質と、独自の戦略で地位を確立している。フードアナリスト・重盛高雄さんは「来てほしい客、提供したい価値、客が求める価格・質がアンマッチの状態。新業態が少しでも集客・単価アップにつながる取り組みになるかという部分は半分期待を持ちつつ、どう客に映るのか不安があるのも事実。店のターゲット層商品の価値をより明確に発信することがポイント」と話していた。
(中継)イリノイ州シカゴ。ハリス氏が日本時間あす昼前に党大会で最も注目を集めている指名受諾演説を行う予定。2万3000人が収容できる施設は多くの関係者でごった返す見通し。ハリス氏は各州の遊説で「私たちは後戻りしない」とのスローガンを掲げ、若さや新鮮さをアピールしてきた。この後の演説では「過去にこだわるトランプ、自由や未来志向のハリス」という対比を鮮明にし、団結を呼びかける見通し。
民主党の副大統領候補として指名受諾演説に臨んだミネソタ州・ウォルズ知事はハリス氏を支える決意を改めて強調した。最終日のハリス氏の演説を前に民主党支持者の熱量は最高潮を迎えつつある。党大会の会場近くではハリス氏の政策を紹介するブースが設けられている。銃規制や気候変動への取り組みなど、ハリス氏が今後訴えたい政策を知ることができ、民主党員ではなくても入場できる。ただ、こうした政策アピールは出馬表明が遅れ、トランプ氏と比べ、準備期間も十分ではなかったハリス陣営の焦りとも映る。ハリス氏は全米の支持率でトランプ氏を上回り、激戦州ウィスコンシン州でも1ポイントの差でリードしている。ただ、トランプ陣営は民主党の政策は生煮えで共和党の政策をしっかり訴えていけば勝機はあるとみている。共和党は最大都市ミルウォーキーにあるラテン系の住民が多く住む地区に新たな拠点を開設した。民主党の支持者が多いラテン系の有権者にトランプ氏の政策を知ってもらい投票を呼びかけるためのコミュニティーセンター。民主党から共和党に支持政党を変えたという男性。「この地区にはトランプ氏の情報を得る場所がなかった。迷っている有権者にとってはいい機会になる」と話した。ウィスコンシン州の中でもミルウォーキーは伝統的に民主党が強い都市。このミルウォーキーから政策論争でハリス氏の支持基盤を取り崩そうと共和党が攻勢を仕掛けている。ハリス氏が圧倒的に有利とされる黒人層に対しても共和党が拠点を開設し、トランプ氏の政策を伝えるほか市議会議員候補者の支援も行っている。施設を頻繁に訪れる女性は既にハリス氏ではなくトランプ氏への投票を決めた。「ハリス氏は何をどう成し遂げるのか政策を語っていない。トランプ氏が政策を語ることに集中すれば間違いなく激戦州で勝利するだろう」と話した。トランプ陣営の攻勢にハリス氏は政策で戦うことができるのか。
イリノイ州シカゴより中継。米国大統領選挙はハリス氏としては、今後政策をいかに浸透させていくかが鍵となる。ウィスコンシン州の民主党の代議員には「団結は感じるがハリス氏が打ち出す政策が気に入らなければ投票に行かない人もいるのではないか」という人もいた。ハリス氏としては、みずからの公約で中間層の支援を訴えているので特に経済政策でトランプ氏との違いを明確に打ち出せるかが課題となる。
トレたまneoのコーナー。調味料調合マシン「調味料プリンター」の紹介。高円寺にある飲食店のシメのメニューとして人気なのがお茶漬け。マシンに入れてボタンを押すと調味料が注がれる。マシンの上には8つの注ぎ口がありそれぞれ、しょうゆや酒などの調味料とつながっているため簡単に味変出来る。開発者のルナロボティクス・岡田拓治社長はエンジニアではなく10代のころから中華料理店などで修業した元料理人である。世界中の料理の味を再現したいとの思いから、このマシンを開発したという。
調味料調合マシン「調味料プリンター」の紹介。数か月から数年に及ぶこともある宇宙での滞在。宇宙飛行士たちは長期滞在のためには宇宙食のバラエティーを増やすことが必要と訴えてきた。そこでルナロボティクス・岡田拓治社長は宇宙で使う生命維持装置などを手がける宇宙ベンチャー、アマテラススペースなどとともに宇宙でも使える調味料プリンターの開発に着手し宇宙飛行士のために宇宙食の味変に挑む。
為替と株の値動きを伝えた。
米国FRB(連邦準備制度理事会)は21日、7月30日と31日に開いたFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨を公表した。その中で大多数の参加者が、予想どおりのデータが続けば次回の会合で政策を緩和するのが適切と発言していたことが分かった。9月のFOMCで利下げを始めることを強く示唆した形。FRB・パウエル議長は主要な中央銀行の総裁などが集まるジャクソンホール会議に出席し日本時間の明日午後11時から講演する。
ジャクソンホール会議について解説。米国西部ワイオミング州のリゾート地ジャクソンホールで毎年開かれる会議。1978年に別の場所で始まり初回は「世界の農業貿易」がテーマ。1982年からは今の場所で開かれFRB議長が参加するようにり、現在は日米欧の中央銀行総裁や経済学者らが集まり、世界経済や金融政策について議論する重要な会議になっている。中でもFRB議長の講演は注目を集めており、2010年には当時のバーナンキ議長が「追加緩和策の用意がある」と述べ、国債購入による量的緩和を示唆し実施した。また現在のパウエル議長もおととしの講演でインフレ抑制のため「強力な手段を活用する」と利上げを続ける姿勢を示し実際に利上げを継続した。日銀・植田総裁は今回は国会の閉会中審査のために出席しないが、世界の中銀トップと意思疎通したり、情報発信する機会を失う事も意味する。今回はパウエル議長が明日の講演で、9月の利下げや利上げのペースなど景気の減速が懸念されるアメリカ経済について何を話すかが注目されている。
日本製鉄とJFEスチールはオーストラリアのブラックウォーター炭鉱に出資するとそれぞれ発表した。出資額は合わせて1600億円規模になる。日鉄が、およそ1080億円を出資して権益の20%をJFEが、およそ540億円を出資して10%を取得する。二酸化炭素の削減に必要な良質な製鉄用の石炭を安定的に調達するのが狙い。
米国大統領選では、まもなく民主党大会でカマラ・ハリス氏が指名受諾演説に臨む。演説のポイントについて、吉崎達彦は「1つ目は自分自身をどう定義するかを説明して欲しい。2つ目はバイデン氏との差別化で特に評判が悪いインフレや移民問題で私はこう変えてくという事を上手に打ち出して欲しい」などとコメント。ハリス氏をどんな人達が支えているのか、の質問に対しては「今まで運が良いとか勢いがあるとか言われていたが運だけでは無く相当良い身内が固めていたと思う。バイデン氏が出馬宣言した後の翌日にはチームが出来ていて、その日の内に大臣の半数以上を抑えている」などと話している。
男性用化粧品大手のマンダムがアッパーミドル男性に向けた化粧品ブランド「ZFACE」を発表した。美容液やクリームのほか目玉は顔の表情筋をマッサージする際に使うトレーニング用のクリームでフェイストレーニングはRIZAPが監修した。口角などの表情筋を鍛えることで明るい印象に変えていくという。さらにアプリを使い表情力を判定してアドバイスをするサービスも。55歳から74歳のアッパーミドル向けのスキンケアの市場規模は、およそ75億円あるという(インテージSRI+)。マンダムは、この世代に向けた商品にビジネスチャンスがあるとみている。
55歳以上がターゲットのメンズコスメで伸ばしてマッサージすることで表情筋が鍛えられるということ。吉崎氏は「同世代で再就職市場に苦労している人がいるが若くみられるのは大事だと聞く」などとコメントした。
明日米国で開かれる経済シンポジウム、ジャクソンホール会議のテーマは「金融政策の伝達」。日銀・植田総裁は閉会中審査に参加するので出席しない。双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦さんは「7月31日の日銀の金融政策決定会合について聞きたい世界関係者が多くいるが明日欠席裁判になってしまいもったいない」などと話した。為替は20円ほど円高で日経平均3万8000円台で植田ショックとはいうが現在結果オーライにみえるがなぜ23日なのかと悔しいなどと話した。
エンディング映像。