26日にオープンするすかいらーくグループのイタリアンレストラン「ペルティカ」。店内に入ると焚き火が。リゾートホテルを意識したという。客が自らバジルをすってパスタソースを作ったり、ドリンクバーも混ぜて新しい味を客自身で作って体験するというのが売りの一つ。すかいらーくグループの業績は今年12月までの1年間の純利益が前年と比べ約2.7倍になる見通しと絶好調。新たな業態を展開する背景には何があるのか。ニラックス・崎田社長は「客は二極化している。日常使いしたい店と日常と違う体験をしたい店。どちらかではなく両論で客のニーズに応える必要がある」と話す。セットメニューを中心に展開するこの店では客単価は2000円ほどを想定。ガストやジョナサンといったグループの他のファミレスよりも高く設定した。より幅広い客層にアプローチしたい考え。すかいらーくグループが展開しているファミリーレストランはガスト・ジョナサン・バーミヤンなど様々な種類があるのが特徴的。一方でライバルたちの戦略は大きく異なる。サイゼリヤは低価格、ロイヤルホストは高品質と、独自の戦略で地位を確立している。フードアナリスト・重盛高雄さんは「来てほしい客、提供したい価値、客が求める価格・質がアンマッチの状態。新業態が少しでも集客・単価アップにつながる取り組みになるかという部分は半分期待を持ちつつ、どう客に映るのか不安があるのも事実。店のターゲット層商品の価値をより明確に発信することがポイント」と話していた。
住所: 東京都小平市小川町2-1813
URL: https://nilax.jp/pertica/
URL: https://nilax.jp/pertica/