きょう新幹線で仙台から東京に輸送されたのは、令和4年産の備蓄米。5キロ入り200袋が駅構内で販売され、あらかじめ予約していた人たちが買い求めた。小泉農林水産大臣は、新たに20万トンの備蓄米を随意契約で追加放出する方針を示した。令和2年産を放出するのは初。店頭価格について小泉農相は”5キロあたり1700円程度か”としている。今回の追加放出が完了すれば、残りの備蓄米は令和2年産の10万トンに。小泉大臣は、”10万トンを残す理由は災害を意識か”と問われ、「過去の事例を考えると東日本大震災で4万トン、熊本地震で90トン、十分対応できる水準」と答えた。一方、立憲民主党・原口元総務相は「古古古米(令和3年産)はニワトリがいちばん食べている。人間様は食べていない」と発言していた。これについて小泉農相は「備蓄米は有事の際には主食用として供給できるように品質の維持を図っている。大変遺憾」と述べた。スーパーでのコメの販売価格(5キロあたり)のグラフ。きのう発表された平均価格は4223円と2週連続の値下がり。販売量はブランド米等が39%を占めていて、先月上旬以降じょじょに増加している。今回の調査結果は随意契約で売り渡された備蓄米は含まれていないとしている。