NTTが中心になって開発する次世代通信基盤、IOWNが台湾の通信大手、中華電信のデータセンターと接続した。およそ3000kmを僅か0.017秒でつなぐ。IOWNとは電気信号を光に置き換える次世代の通信技術。従来の通信と比べて容量は将来的に125倍に。通信の遅れも、ほとんどなくなるという。さらに、消費電力も100分の1に。スマホの充電は年に1回すればよくなるともいわれている。この革新的な技術であるIOWNをNTTは、なぜ最初に台湾とつなげたのか。台湾有事と半導体。日本経済にとっても深刻な影響を与えかねないリスクへの対処、経済安全保障が関係していた。NTT・川添雄彦副社長は「グローバルに大きな役割を果たしている企業なので損なわれると大きなダメージを受ける」とコメント。