東京都医学総合研究所が初めて妊娠した女性約400人を調べたところ、妊娠中「頼れる人」の人数が0~3人と答えた人は産後のうつ状態を示す数値が高めだった。一方、4~6人以上と答えた人では、頼れる人数が多いほどうつ状態の数値が低かったという。25歳以下の女性に限ると、産後うつの数値を大きく軽減するためには頼れる人の人数は6人以上必要なことが明らかになった。研究チームは「初めての妊娠時に頼れる人の数が産後のメンタルヘルスを大きく左右することが分かった。特に若い層に重点的・集中的に支援する必要がある」としている。
