年々被害が増えている特殊詐欺でだましの手口として最初に使われるのは、約8割が電話。その被害をAIで防ぐ取り組みが進んでいる。生成AIが再現した特殊詐欺犯からの電話。被害防止につなげるための特殊詐欺の疑似体験ツールとして開発された。ツールは特殊詐欺の会話パターンを学習したAIが話し方やよく使われる言葉を選んで再現。更にセンサーで電話を受けた人の心拍や呼吸を測定。どれくらいだまされやすいかを数値化し注意するべきポイントを紹介。富士通開発責任者・紺野剛史さんは「商業施設とかでも実際に訓練してもらうことを計画している」と語った。2023年の特殊詐欺による被害は1万9000件あまり。件数も被害の額も年々増えている。更に通話内容を分析して警告までしてくれるAIも。高専の生徒が開発したシステムは、通話をAIが分析し、詐欺の可能性が高いと判断すると警告音で呼びかけるもの。このシステムは高専生によるAIの技術コンテストで最優秀賞に選ばれた。最新技術による特殊詐欺撲滅が期待されている。
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URL： http://www.metro-cit.ac.jp/
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