きのうの都議選では、自民党が過去最低の21議席となった一方、都民ファーストの会が第1党に返り咲いた。国民民主党は9議席、参政党は3議席と躍進。自民党中堅議員は、都議会の不記載問題が響いたと話し、ベテラン議員も、負けが大きかったことで、党のイメージを払拭できなければ参院選に影響すると分析している。党内では、給付金に対する嫌悪感が出たとの見方もあり、参院選に向けた戦略の練り直しが迫られたかたち。立憲民主党幹部は、議席増に一定の手応えを示したうえで、今回、都民ファーストの会に投じられた票が参院選ではどこに行くかが勝負を決するとの見方を示した。国民民主党幹部は、参院選では、与党を過半数割れに追い込むなどと話し、各党とも参院選モードに突入している。