東京都は「シルバーパス」の負担額を、2026年度から4割程度引き下げる。高齢者の家計負担を減らすことで外出しやすくし、社会参加を後押しする狙いがある。都はシルバーパス制度についてIC化など抜本的な見直しも進めていく方針。一方、東京都は人材確保が難しい教員や技術系公務員の採用に関して、奨学金の半額を肩代わりする支援を開始することを決めた。東京都・小池百合子知事は「なかなか教員の確保ということに、とても苦労もしているところでございますので、この形でウィンウィンの状況が作れればというふうに思っております」などと話した。対象は今年4月以降に採用される教員3000人、技術系公務員400人を想定していて、来年4月以降から奨学金の返還総額の2分の1、最大で150万円を都が本人に代わって返還するという。