都内に住む男性の自宅の洗濯機から見つかったのは直径3センチほどの紛失防止タグ。身に覚えがなく不安の声をあげる男性。紛失防止タグとは財布・鍵などの貴重品に取り付け、紛失時などに位置をスマートフォンなどで確認できる。また、この機能を活用し位置を把握できるよう子供や高齢の親に持たせるケースもあるという。便利だという声の一方で「カバンに勝手に入れて位置情報を勝手に見られるみたいなのは赤の他人だったら怖いかも」など悪用を危惧する声も。政府は2021年ストーカー規制法を改正し、GPS機器などを使って無断で相手の位置情報を取得する行為を規制した。ところが、紛失防止タグはこの規制の対象外だったため法の抜け穴に。悪用されるケースが増加したという。警察庁によると紛失防止タグを用いたストーカー事案の相談件数は2021年で3件だったのに対して2024年には370件と急増。こうした状況を受けて政府は、去年11月再度ストーカー規制法の改正案を閣議決定。先月30日から施行。取り締まりの対象外だった紛失防止タグを無断で他人の持ち物などに取り付ける行為などを規制。違反した場合、警告や禁止命令などの対象となり繰り返し行った場合は刑事罰の可能性も。少なくとも1年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金が課されるようになったが、紛失防止タグはその手軽さから今後も悪用が続く可能性がある。番組では実際に不審な紛失防止タグを発見した人を取材。都内で妻と3人の子供と暮らす小野里さん。去年5月自宅で洗濯機を回していると異音が。洗濯機を開けるとプラスチック製容器とボタン電池が見つかったという。小野里さんは普段紛失防止タグを使用していなかったため不審に思い、発見後すぐに電池を抜いて処分した小野里さん。子供の衣服への混入だとすればあまりに簡単な手口。不安は募る。他にはデザイン会社の社長をつとめる山口毅さんのケース。3年前900万円で購入した愛車のベンツにつけられていたというのが紛失防止タグ。取り付けられていたのは地面に寝そべってやっと覗き込むことができるバンパーの下だった。山口さんはタグをつけた人物の目的について「盗難目的、空き巣とかで悪いことに使おうとしていたのかなと」などコメント。
