パンダがいなくなる上野で続く熱狂。今後のパンダロス対策を取材した。連休最終日のきのう、上野動物園には双子のパンダ「シャオシャオ」「レイレイ」を目当てに多くの人が殺到していた。双子のパンダは今月末での返還が予定されており、最終観覧日までは2週間を切っている。その観覧も狭き門で、チケットは事前予約申し込みでの抽選制で先週木曜日に締め切られた。そのチケットの転売を東京都は禁止しているが、あるチケット売買サイトを見ると本来無料のものが1万8000円で転売されていた。いわゆる「パンダロス」に対し、パンダを売りにする周辺の飲食店はどう立ち向かっていこうとしているのか。「米よりパンだ!?」の江連麻夫店長は「パンダは上野に戻ってくると信じている。看板も屋号も商品も、今までと同じように販売する」などと話した。しかし上野観光連盟の二木名誉会長は「経済が落ち込んでしまう可能性が高い」などと語った。2008年にオスのリンリンが死んたことを機に上野から3年間パンダが姿を消したことがあったが、その間は経済的に冷え込んだという。二木会長はパンダの誘致に向けて当時の石原慎太郎都知事に直談判をして、再誘致が決定したという。その翌年の2010年に尖閣諸島沖での漁船衝突事故が起き日中関係は冷え込んだが、パンダは再び上野に戻ってきた。一方上野に先立ってパンダロスとなった和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは、変わらぬ盛況ぶりを見せている。
