葬儀トラブルが多発している。60代の女性が「家族葬50万円」の表示を見て依頼をしたところ、宗教を理由に140万円のプランを案内されやむなく承諾した。その上、追加費用が発生し、結果として総額200万円超になった。葬儀に関する相談が相次いでいる。2024年には978件だった。葬儀費用の推移を見てみると、コロナ禍にがくんと下がっている。葬儀コンサルタント・吉川美津子氏によると「“コロナ禍”&付き合いの希薄化で一件当たりの規模感が縮小した」とのこと。ただ最近は年々値上がりしていて、今年の中央値は96.73万円。価格上昇のわけは棺、料理、祭壇・花にかかる輸送費、人件費、材料費などが高騰しているため。吉川氏によると「葬儀会社も負担が増えている。やむなく葬儀代の値上げをしている所もある」とのこと。葬儀ならではの高額になりやすい理由は、時間的・精神的余裕がないこと。事前準備をしていなかった人が63.8%、相見積もりをとっていなかった人が87.1%。「追加料金不要」という広告に注意。吉川氏は「小さい字で『追加料金が発生する場合があります』と書いていることもあるので要チェック」としている。「破格な金額設定」にも注意。吉川氏は「“安すぎる金額設定”は注意。オプションで高額になる可能性が高い」と指摘。実際に起きた料金トラブルを紹介。「一日葬は約30万円」とのチラシを見て依頼したが、説明にないオプションが付いて80万円の契約になった。トラブル対策法は、葬儀社との打ち合わせは第三者を入れて複数人で行う。見積書は必ずもらい、内容をよく確認する。火葬でも問題がある。火葬待ちが長期化している。東京都内の火葬場を見てみると、23区内には公営が2か所しかない。火葬待ち日数は民営が2~3日、公営が7~10日。
