刑務所に収容される外国人の割合は増加傾向。“4人に1人が外国人”の東京・府中刑務所の内部を取材。多国籍化が進む塀の中を取材すると、外国人受刑者の対応に追われる職員たちの奮闘がみえてきた。府中刑務所には1735人が収容されていて、外国人受刑者の人数は日本の刑務所で最多。外国人向けの専門部署があるのは全国の刑務所など74カ所のうち、府中刑務所をいれて5カ所のみ。外国人受刑者の特性を踏まえた処遇の1つが、外国人専用の個室の収容施設。また部屋には宗教上の理由などで豚肉を食べない人用の食事を表す「豚禁食」という文字が貼られているところも。調理場に向かうと、豚肉ではなく高野豆腐を使った豚禁食の受刑者のための食事が作られていた。ほかにもベジタリアン食など、宗教や食文化に合わせたメニューが提供。受刑者の食事メニューを決める献立会議を初取材すると、食材ごとに外国人受刑者などが食べやすいかなどを話し合っているほか、食事についてのアンケートを外国人向けに28カ国語で用意。
