92歳の個人投資家・リョウジさん。1993年に日本統治下の台湾で生まれ、戦後は東京で暮らし大学卒業後は車の部品メーカーに技術者として就職。定年後、退職金の一部である350万円を元手に本格的な株式投資を開始。手広く投資先を広げるのではなく、保有銘柄を20以内にしぼっている。その中の1社が伊藤忠商事。総合商社の中で特に非資源ビジネスに強いのが特徴。2008年のリーマンショックをで資源価格が急落し、総合商社が軒並み株価を下げた時期にリョウジさんは伊藤忠の株を購入。また、2010年に現在の岡藤会長が社長に就任した際、「大手財閥系商社に比肩する会社に」と意気込んでいたことも株を買う動機になった。リョウジさんは基本的に短期売買ではなく「買った株は3年はもつ」という。その後、ウォーレン・バフェット氏が5大商社の株を大量に取得していたことが公表され、株価を後押しした。伊藤忠の株価は2008年頃と比べて約30倍に上昇している。株価の下落局面でも買い方に段階を設けると、大損を防ぎつつ底値付近で購入しやすいというのがリョウジさんの考え。ここ数年、日経平均株価の推移を書き続け、年々上昇する株価の動きにリョウジさんの投資熱も高まっている。
